今夜『聲の形』豪華声優キャストを振り返り！金ローで放送

　京都アニメーションがアニメーション制作を手掛けた『映画　「聲の形」』（2016）が本日31日よる9時からの「金曜ロードSHOW!」（日本テレビ系）で放送される。放送を前に豪華な声優キャスト陣の面々を振り返りたい。

入野自由、早見沙織、松岡茉優ら『聲の形』豪華声優陣ズラリ集結！【写真】

　本作は、大今良時のベストセラーコミックをもとにした切ない青春ストーリー。ガキ大将だった石田将也は転校生で聴覚障害のある西宮硝子と出会い、無邪気さゆえにすれ違い、とある出来事をきっかけに孤立してしまう。5年後、別々の場所で高校生になった二人だが、将也は硝子にある決心をして彼女のもとを訪れる。脚本を『ガールズ＆パンツァー』シリーズなどの吉田玲子が担当した。

　主人公である将也の小学生時代に声を吹き込んだのは、最近も『バースデー・ワンダーランド』などのアニメ作品で声優を務めた女優の松岡茉優。原作者の大今は「投げ出すような感じというか、放り投げるような感じというか、本物の小学六年生のような喋り方が、私のイメージする子供時代の将也そのものでした。特に怒鳴った時の声がすごく魅力的でした」と自然な演技に絶賛の言葉を送っている。

　そして、高校生になった将也の声を入野自由、硝子の声を早見沙織が担当。耳が聞こえないヒロインという難役に挑んだ早見は、役づくりのために参考映像や音声を繰り返し聞いたほか、幅広い年代の耳の聞こえない人とも話をするなど、さまざまなアプローチを試みたという。

　また、硝子の中学生の妹・西宮結絃役を悠木碧、高校で将也と出会う永束友宏役を小野賢章が務めるほか、小学校時代の将也のクラスメイトの植野直花を金子有希、高校で将也と再会を果たす佐原みよこを石川由依、そして将也の高校のクラスメイトの川井みきを潘めぐみ、真柴智を豊永利行が声で演じる。

　難しいテーマを正面から扱った本作で、それぞれの登場人物に寄り添ったキャストたちの声の演技を味わうことができる。京都アニメーションによる映像表現にも改めて注目したい。（編集部・大内啓輔）