『スター・ウォーズ』R2-D2の声はどうやって生まれた?
ハリウッドの映画音響にフォーカスした世界初のドキュメンタリー『ようこそ映画音響の世界へ』(8月28日公開)より、『スター・ウォーズ』の音作りの裏側に迫る本編映像が公開された。
『ようこそ映画音響の世界へ』は、世界的に活躍する映画監督や映画音響界のレジェンドなど、その道のスペシャリストたちへのインタビューと共に、音が映画にもたらす効果と重要性に迫るドキュメンタリー。
今回公開された本編映像は『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、R2-D2の声を作り出した背景に迫るもので、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス監督と、音響デザインを担当したベン・バートが登場。冒頭から有名シーンの音作りが明らかになる中、人間の言葉を発さないR2-D2について「何を言ってるか分かるようにしたかった」というルーカス監督と、「意味不明になるのが心配だった」と語るバート。
数か月をかけて失敗を繰り返しながら、ルーカス監督と話をしていて「言葉とは音の表情」「抑揚が意味を伝える」「言語とは音なんだ」ということにバートは気づき、問題は一気に解決。バートが録音した自分の声とキーボードの音を重ねて、あのなじみのあるR2-D2の声が誕生した。
キャラクターに命を吹き込む舞台裏を知ることで、より一層愛着がわく映像となっている。(編集部・小松芙未)