IZ*ONEのダンス神イ・チェヨン&歌姫チョ・ユリに注目
韓国のオーディション番組とAKB48グループがコラボレーションした番組「PRODUCE48」から誕生した日韓合同の12人組グローバルグループ・IZ*ONE。ドキュメンタリー映画『EYES ON ME : THE MOVIE』が日本公開中の彼女たちのなかから、メンバーのイ・チェヨンとチョ・ユリの魅力に迫る。
ダンスの神!イ・チェヨン
韓国の人気オーディション番組「KPOPSTAR3」でJ.Y. Park(パク・ジニョン)ら審査員から絶賛を浴び、その後TWICEを輩出したJYPエンターテインメントのサバイバル番組「SIXTEEN」に参加するなど、幼いころからその才能に視線が集まっていたイ・チェヨン。
「PRODUCE48」でも歌・ダンスともに高い評価を受け、IZ*ONEとしてついに歌手デビューという夢を掴むことになった。特にダンスに関してはK-POPアイドルのなかでも指折りの実力で、当時練習生だったにもかかわらず、人気アイドルグループ・SISTAR出身のソユから「本当に上手。私がチェヨンからダンスレッスンを受けても良いくらい」という言葉を掛けられるほど。振り付けの創作も可能で、彼女の羽のように軽やかなダンスに圧倒される人は後を絶たない。
また、日本語も得意なチェヨン。そのため、「PRODUCE48」では日本人の参加者ををサポートする姿が良く見受けられた。こうした面倒見の良さはIZ*ONEになってからも発揮されており、時にはメンバーのために料理をふるまうこともあるそう。パフォーマンスでチームを引っ張りつつ、舞台を降りた場でもメンバーを支える……オンオフ共に頼れる、しっかり者のメンバーだ。
IZ*ONEの歌姫!チョ・ユリ
特技がドラム、ピアノ、歌と、音楽関連で埋め尽くされているほど音楽的な才能に秀でたチョ・ユリ。「PRODUCE48」でも課題曲ごとに安定した歌唱力を披露し、2018年にIZ*ONEのメインボーカルとしてデビューを果たした。
ユリは落ち着いた歌声が印象的なメンバーだ。ガールズグループでは比較的珍しい声のトーンは彼女ならではチャームポイントで、可愛らしい楽曲から大人っぽいソウルフルな曲まで、幅広いジャンルを歌いこなすことが可能。実力派ミュージシャンとして知られるAKMUのイ・スヒョンがパーソナリティを務めるラジオで歌を披露した際には、スヒョンが「とても甘美だ。また聴きたいくらい」とうっとりするほどの歌唱力を示した。声量も抜群で、パワフルな歌声で多くの観客の心を掴んでいる。
可愛らしいルックスと、「子犬みたい」と言われることもあるほど愛くるしい雰囲気も人気の要因の一つ。「PRODUCE48」では日本人の参加者に積極的に日本語で話しかけたり、トレーナーから厳しい指摘を受けて自信をなくした高橋朱里を励ましたりと、思いやりの心が光る場面もあった。釜山出身とあってよく方言が飛び出てくるのもキュートで、ファンの心をくすぐっている。
絶賛公開中!『EYES ON ME : THE MOVIE』
2018年のデビュー直後から配信チャートを席巻し、今年6月に韓国でリリースされた3rdミニアルバム「Oneiric Diary (幻想日記)」でK-POPガールズグループの韓国での初週セールス最多記録を打ち立てるなど、グローバルな人気を誇るIZ*ONE。映画『EYES ON ME : THE MOVIE』はそんな彼女たちの初となるアジアコンサートツアー「EYES ON ME」(2019年6月開催)の韓国公演の模様を中心に、ライブやバックステージの様子、ダンスの練習風景などを映し出す。(編集部・吉田唯)