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制服はこれが最後!浜辺美波『ふりふら』への並々ならぬ覚悟

写真:尾藤能暢
写真:尾藤能暢

 高校生の男女4人の思いがすれ違う、切ない恋模様を描いた青春ラブストーリー『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)。主人公の一人を演じた浜辺美波が、「これで制服は卒業」と一大決心で臨んだ作品だったと打ち明けた。

【写真】浜辺美波、どの角度でも美しすぎ!

 『思い、思われ、ふり、ふられ』、通称「ふりふら」の原作は絶大な人気を誇る咲坂伊緒の少女コミックで、『アオハライド』『ストロボ・エッジ』に続く青春三部作の最終章。もともと、原作のファンだったという浜辺は出演が決まったとき、「なんとか間に合ってよかった」と胸をなでおろしたと当時の心境を振り返る。

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 「咲坂先生の『アオハライド』『ストロボ・エッジ』も好きだったのですが、映画化された時期が早くて、そのころのわたしは年齢的に若すぎました。でも逆に『ふりふら』はまだ連載中で、『完結するころにはきっともうわたしには高校生役はできないだろうな。本当に残念だなぁ』と思っていたので、お話をいただいた時は本当にうれしかったです」

 あと数年で、高校生役はできなくなる。そう思ったのは、8月29日に20歳の誕生日を迎える彼女が、これから演じる役柄に関して、しっかりとしたビジョンを持っているからにほかならない。

 「実年齢だと現在は新社会人か大学生にあたると思います。ずっと制服もすてきですけれど、いままで制服を着る機会が多かったので、これからは年相応の役も演じられるようになれたらいいなと思っているんです。大学に通ったこともなければ、就活したこともありません。だけど、体験したことのない立場や環境の人にもしっかり寄り添って、演じられるような女優になれたらと思っています」

 大好きな咲坂伊緒が原作で、恋愛映画の匠、三木孝浩が監督。『アオハライド』を公開時に映画館に観に行ったという浜辺にとって、「ふりふら」はまさに「憧れのコンビネーション」の作品。それだけに、「自分にとって、最後の制服を飾る作品にしたい」という思いも強かったようだ。

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 「やっぱり卒業するときというのは、すごくタイミングが大事だと思っていました。だから、『ふりふら』を最後にするぞ! わたしの青春をすべてここに捧げよう』くらいの意気込みで挑んだんです。回想シーンや『賭ケグルイ』みたいな作品は別にして、リアルな青春ものでの制服、純粋な制服はこれがラストかな、という気持ちで今回は演じました。それだけ思いのこもった作品になっています」

 これまで映画、ドラマ、CMとかわいすぎる制服、特にセーラー服姿を披露して、たびたび話題になってきた浜辺。それもこの『ふりふら』で、見納めか。ときめきときらめきがいっぱい詰まった青春らしい一作で見せた日本一、美しい制服姿をしっかり目に焼き付けたい。(取材・文/高山亜紀)

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