『羅生門』公開70周年を記念した展覧会!国立映画アーカイブで9月から
東京・京橋にある国立映画アーカイブは19日、8月26日に公開70周年を迎える黒澤明監督の映画『羅生門』に焦点を当てた展覧会「公開70周年記念 映画『羅生門』展」を、9月12日~12月6日に開催することを発表した。
今回の展示では企画から撮影、公開、世界展開にいたるまで各種の資料によって『羅生門』に多角的に迫り、様々なエピソードを再検証。デジタル技術を駆使した新しい資料展示の可能性にも取り組む。関連上映企画として10月2日~10月22日に実施する「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」では『羅生門』の上映も行われる。
1950年8月26日に劇場公開された『羅生門』は、1951年9月にベネチア映画祭の最高賞にあたる金獅子賞、1952年3月には米国アカ デミー賞名誉賞(現在の国際長編映画賞)を獲得した名作。芥川龍之介の短編「藪の中」が原作で、ある侍の死に立ち会った男女4人が見た事件の内幕を、それぞれの視点から再現した。三船敏郎、志村喬、京マチ子らが出演した。
国立映画アーカイブでは現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、換気と清掃の強化、消毒液の設置、スタッフのマスクおよび手袋の着用、受付などでの飛沫ガードの設置などを行っている。混雑状況によって入館が制限されることがある(詳細は同館のホームページで確認可能)。(編集部・海江田宗)