『ホーム・アローン』マコーレー・カルキンが40歳に!虐待、休業、激やせ…天才子役の波乱万丈な半生
映画『ホーム・アローン』シリーズの子役として一世を風靡したマコーレー・カルキンが本日8月26日、40歳の誕生日を迎えた。幼くして名声を手にした彼の人生は波乱に満ちたものだった。
『ホーム・アローン』(1990)で泥棒退治をする主人公の少年ケビンをキュートに演じて、世界一有名な子役となったマコーレー。『マイ・ガール』(1991)、『ホーム・アローン2』(1992)など出演作が続いたが、父親からは身体的・精神的な虐待を受けていた。マコーレーは2018年、もともと虐待は家族全体に及んでいたが、その矛先が向けられたのが『ホーム・アローン』で成功した自分だったとWTFポッドキャストで語り、「彼(父親)が人生でやろうとしていた全てのことを、僕は10歳になる前にやってしまったんだ。彼より優れていると妬まれた」と冷静に分析していた。
『リッチー・リッチ』(1994)の撮影後には両親が離婚。マコーレーはこれでもう無理やり仕事をさせられることもないとほっとしたといい、「少しの間、休みがほしかった。『もうこれで終わり。これからは自分でお金を稼いでね。これ以上僕から出てくるものはないから』という感じだった」と当時を振り返っていた。彼は15歳の頃には親権争いをする両親を訴え、自分の財産を自分で管理する権利を勝ち得ている。
そして1990年代半ばに俳優休業を宣言。10代でレイチェル・マイナーと結婚するが、2年で破局。2003年の『パーティ★モンスター』でスクリーン復帰を果たすも、2004年にマリファナ所持で逮捕。2012年には、激ヤセして老人のようになった姿がパパラッチされ、9年交際した女優ミラ・クニスとの破局から立ち直れずに“重度のヘロイン中毒になって余命半年”だと報じられたこともあった。これについてマコーレーは後に、「もちろんバカなことはしていたけど、ヘロインに毎月6,000ドル(約66万円・1ドル110円計算)使っていたとか、そういったことはなかった」と重度のヘロイン中毒説を否定している。2017年からは『ソーシャル・ネットワーク』などの女優ブレンダ・ソング(32)と交際しており、現在もいい関係を築いているようだ。
2018年12月には『ホーム・アローン』から28年の時を経てGoogle アシスタントのCMで大人になったケビンを演じたことや、ファン投票の結果、新しいミドルネームを「マコーレー・カルキン」にすると発表して大きな話題に(つまり、本名がマコーレー・マコーレー・カルキン・カルキンになる)。ちなみに2019年4月には、まだ法的に改名できておらず、「驚くほど大変なプロセスなんだ。だけど、今も取り組んでいるよ」とツイートしていた。
なお、『ホーム・アローン』はディズニーの動画配信サービス「Disney+」用のオリジナルコンテンツとしてリブートされることも決まっており、今年4月、マコーレーは同作へのカメオ出演によって250万ポンド(約3億5,000万円・1ポンド140円計算)近いギャラを手にすることになるだろうと The Sun が報じていた。人気ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン10への出演も決まっており、40歳となったマコーレーの今後に注目だ。(朝倉健人)