「ザ・ボーイズ」最恐ヒーロー・ホームランダー、シーズン2では狂気“倍増”!
欲と名声に取り憑かれたスーパーヒーロー集団が登場するドラマ「ザ・ボーイズ」で最恐ヒーロー・ホームランダーを演じるアントニー・スターが、シーズン2で描かれるキャラクターの変化について語った。(以下、シーズン1のネタバレを一部含みます)
悪徳企業ヴォート社が管理するヒーロー集団「セブン」のリーダーを務めるホームランダーは、爽やかなルックスと抜群のカリスマ性で、市民から熱狂的な支持を集める。しかし、正義のヒーローの中身は残忍で冷酷なナルシシストで、セブンの絶対的支配を目論んでいる。シーズン1では、墜落寸前の飛行機(自分のうっかりミスが墜落の原因!)の乗客全員を見捨てるなど、そのクズっぷりが話題となり、Amazon Prime Video の公式YouTubeチャンネルで、衝撃シーンだけを切り取ったダイジェスト動画も公開された。
前シーズン最終話で、特別な関係を築いていたヴォート社の重役マデリン(エリザベス・シュー)を殺害し、視聴者にトラウマを植え付けたホームランダー。アントニーによると、シーズン2のホームランダーはさらに制御不能となり、狂気が倍増しているという。「シーズン1でのホームランダーは自分の居場所を探している状態で、物語の終盤でようやく支配を確立させた。シーズン2では前作で自分が下した決断と向き合うことになり、それが彼をより制御不能にさせてしまうんです」
卑劣でソシオパスなホームランダーだが、シーズン1では彼の脆さも垣間見えた。「泣きながら、愛する人をレーザー光線で焼き殺すヒーローは見たことがありませんよ」と振り返るアントニーは、「シーズン2冒頭のホームランダーは、マデリンを恋しがるなど、不安定な状態に戻っています。それでも、彼女が残していた母乳を飲み、何とか平然を保つ。シーズン2のホームランダーは、さらに大きな試練に直面することとなり、前作よりも彼の脆さが浮き彫りになるはずです」と予告している。
また、前作ラストで明かされたホームランダーの息子との関係も、彼をさらに狂わせる原因となる。「父親として、息子とはいかなるフィルターも取り除いて接しようとします。父親らしいことにも挑戦しますが、息子を屋根の上から突き落とすなど、やること全てが狂ってるんです」と“父親”ホームランダーのクズっぷりを表現するアントニーは、「ホームランダーには、父親らしさを求めるべきではないですよね」と笑顔で語っていた。(編集部・倉本拓弥)
ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン2(全8話)は、9月4日より Amazon Prime Video で独占配信(9月4日に第1話~第3話が配信、新エピソードは毎週金曜日に追加)