有村架純、弟3人を養う“肝っ玉姉ちゃん”に!新ドラマで「ひよっこ」岡田惠和と再タッグ
女優の有村架純が10月27日スタートの新ドラマ「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜よる9時~)で主演を務めることが明らかになった。有村が民放の連続ドラマに主演するのは2年ぶりとなる。脚本を連続テレビ小説「ひよっこ」などで有村とタッグを組んできた岡田惠和が手掛ける。
本作で有村が演じるのは、高校3年生のときに両親を事故で亡くして大学進学を断念して以来、弟たちを養うために親戚の紹介で就職したホームセンターで働く27歳の主人公・桃子。「あいつら幸せにするって決めたんで、私」ときっぱりと言い切る桃子は、20歳、17歳、14歳となった弟たちの幸せを何よりも大切に考える一家の大黒柱として、毎日を過ごしていた。
そんな両親・彼氏ナシ、明るく前向きでちょっとガサツな“肝っ玉姉ちゃん”の桃子は、世の中の日常が大きく変わるなかでも幸せな毎日を送っていたが、ハロウィーンからクリスマスに人々の興味が移ろい始める頃、偶然職場で出会った“吉岡さん”と恋に落ちる。少し年上でほほ笑みを絶やさない好青年に次第に心ひかれていくが、彼には「ある秘密」があった。物語では、どこか初々しくてぎこちない2人の恋がお互いの家族や職場の同僚、友人たちも巻き込んでいく様子が描かれていく。
脚本を手掛ける岡田とは、今回が6作目のタッグとなる有村。作品については「今回はどんなお話が描かれているのか楽しみでした。そして、何より、見事にテイストもキャラクターも違った脚本で、しかも私自身ずっと家族のお話をやりたいと思っていたので、とてもワクワクしました。家族のカタチや、大切な人がそばにいることを大事にしながら、クスッと笑えるようなドラマにできたらと思います」と意気込みをコメント。また、有村の映画初出演作で、岡田が脚本として参加した『阪急電車 片道15分の奇跡』の監督を務めた三宅喜重がチーフ演出を担当する。
ドラマは、桃子と“吉岡さん”の恋模様と並行して2人を取り巻く家族、同僚、友人らの物語も丁寧に描かれていくという。爽やかな大人のラブコメ、悩み多きOLと年下男性のピュアな恋、切なくてほろ苦い片思いなど、個性豊かな登場人物それぞれが主人公として描かれるサイドストーリーの数々が互いに影響し合いながら展開されていくことになる。なお、有村以外のキャストは後日に発表される予定となっている。(編集部・大内啓輔)
有村架純(主演)コメント
(作品について)脚本の岡田惠和さんの作品は6作目で、今回はどんなお話が描かれているのか楽しみでした。そして、何より、見事にテイストもキャラクターも違った脚本で、しかも私自身ずっと家族のお話をやりたいと思っていたので、とてもワクワクしました。家族のカタチや、大切な人がそばにいることを大事にしながら、クスッと笑えるようなドラマにできたらと思います。
(役柄について)3人の弟を守らなきゃいけないという使命感と責任感から、何事にも一生懸命に向き合う女性なのかなと感じています。“肝っ玉姉ちゃん”というと気が強くて口が悪くてという印象がありますが、それだけではなく、お父さん、お母さん、お姉ちゃんという3役をうまく融合させて、桃子というオリジナルなキャラクターにしたいなと考えています。
(撮影に向けての抱負)現場で直接みなさんと顔を合わせて会話をしながら撮影することに喜びを感じています。まずは自分たちが楽しんでこの作品を作ることが大切ですし、そういう現場の空気になるよう、「盛り上げ隊長」にならなければと思います。とにかく気持ちだけは上げて撮影に臨んでいきたいと思います。
(見どころについて)疲れた気持ちが少しでも和らぐような、見てくださる人たちが安心できる作品にしたいと思います。笑っているところが切なかったり、少し泣けるという場面はありますが、苦しさとか悲しさはないドラマです。みなさんも笑いながら、あまり構えず、感じるままお楽しみいただけたらうれしいです。
岡田惠和(脚本)コメント
信頼する有村架純さんとともに、ちょっぴり疲れて固まってしまった世界をほんの少しだけでも、ほぐせたら。そんな思いで書いています。再び有村架純主演ドラマを書けるのは、脚本家としてとても幸せな時間です。そして今回の有村さんは今まであまり見たことのない、突っ走り姉御キャラ。有村さん演じる桃子は、よく笑い、よく怒り、よく泣いて、よく食べて飲んで。よく働きます。地に足つけてしっかり生きる桃子を見てるだけで何だか心がほぐれること間違いなしです。笑って笑って幸せな涙を流せるようなドラマを目指します。素晴らしい出演者たちにもご期待ください。