菅田将暉「MIU404」の撮影裏 いい感じに自分自身も歪んでいきそう
4日に最終回を迎える綾野剛&星野源主演のTBSドラマ「MIU404」(ミュウ・ヨンマルヨン 毎週金曜よる10時~)。本作で伊吹(綾野)&志摩(星野)ら「機動捜査隊」(通称:機捜)の脅威となる謎の男・久住を演じる菅田将暉が、ドラマ公式サイトのインタビューで難役に挑んだ心境を語っている。
小松菜奈とダブル主演を務める映画『糸』が全国映画動員ランキングで初登場1位を記録。今後も『花束みたいな恋をした』『キネマの神様』などの新作を控え、人気絶頂の菅田。ドラマ「MIU404」では第3話に予告なしでサプライズ出演して以来、正体不明のキャラクターを怪演して注目を浴びている。
第10話では久住がパソコン越しに伊吹&志摩と対面し(伊吹&志摩には久住の姿が見えない)、頭脳戦を繰り広げた。裏カジノオーナー・エトリの爆死への関与が疑われ、機捜をかく乱する危険人物にふんする菅田は「久住は強い意志を歪めていくような役で、いい感じに自分自身も歪んでいきそうで楽しいです」とコメント。
視聴者は、回を重ねるごとに謎が深まる久住に翻弄されてきたが、演じる菅田にとっても新鮮な体験だったようだ。「今回あまりバックボーンが描かれず、『この人何なんだろう』とよく分からないまま物語が進んでいく役柄なのですが、これって意外とお芝居する側にとっては珍しいことで。食い入って見れば見るほど何がわざとで、何が演技か分からないようにするというのが演じていて興味深かったし、難しかったです」
主演の綾野、星野を「二人ともいい意味で目が怖い」「こういうバディものってどちらかがパッチリ二重の印象なのですが、今回は二人とも奥二重といいますか、すごく怖い」と独特な表現で絶賛する菅田。綾野とはこれまで『そこのみにて光輝く』『ピース オブ ケイク』などで共演している。(編集部・石井百合子)