『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマンさん、死の1週間前まで回復して続編に出演できると信じていた
4年以上にわたって人知れず闘病を続け、大腸がんのため43歳の若さでこの世を去ったマーベル映画『ブラックパンサー』の主演俳優チャドウィック・ボーズマンさん。死の直前まで、2022年5月6日全米公開予定の『ブラックパンサー』続編に主演するつもりでガンと闘い続けていたという。
チャドウィックさんに近い関係者が The Hollywood Reporter に語ったところによると、チャドウィックさんはここ数か月で目に見えて痩せ細っていたが、彼は死の約1週間前まで、ガンに打ち勝ち、来年3月撮影スタート予定の『ブラックパンサー』続編に主演するために体重を戻せると確信していたという。病状は急変したといい、今年11月に新作映画の撮影も控えているところだった。
闘病を伏せておくことはチャドウィックさんの願いで、ガンについて知っていたのは家族と、制作パートナーのローガン・コールズ、長年にわたるエージェントのマイケル・グリーン、トレーナーのアディスン・ヘンダーソン、『42 ~世界を変えた男~』のブライアン・ヘルゲランド監督といったごく一部の関係者のみ。『ブラックパンサー』の関係者は誰も知らなかったという。米ディズニーの関係者は、同社は皆に愛されたチャドウィックさんの死をただ悼んでおり、現在のところは『ブラックパンサー』続編の制作をどうするかについては考えていないと語っている。(編集部・市川遥)