「イヴの時間」作者の新作アニメ製作決定 2021年公開
劇場版も公開されたWEBアニメ「イヴの時間」などの吉浦康裕による新作長編オリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』の製作が決定。2021年に全国公開される。
吉浦が原作・監督・脚本を務める本作には、豪華スタッフが集結。「∀ガンダム」『コードギアス 復活のルルーシュ』などの大河内一楼が共同脚本を手掛け、明日公開される映画『海辺のエトランゼ』の原作者でもある漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案を担当。アニメーション制作は「斉木楠雄のΨ難」「食戟のソーマ」などのJ.C.STAFFが手掛け、「のだめカンタービレ」「ハチミツとクローバー」などの島村秀一が総作画監督を務める。
作品について吉浦監督は「今まで生きてきた中で、心の底から楽しいと思えた瞬間を思い出しながら物語を描き始めました。これが本作『アイの歌声を聴かせて』のスタート地点です」と紹介。さまざまなキャラクターが登場するといい、「みんなちょっとだけクセがあって、それぞれに悩みを抱えている等身大の高校生です。もしそんな彼女らに、日常の斜め上を行く出来事が降りかかったら? きっと驚いて、戸惑って、笑って、泣いて。そして気が付くと、日常が少しだけ楽しく前向きになっている……そんな映画にしようと思っています」と抱負を語っている。
メインキャラクター6人が描かれたキービジュアルと共に、歌が大好きな主人公が歌う楽曲に乗せた特報第1弾が松竹のYouTubeチャンネルにて公開された。(編集部・小松芙未)
吉浦康裕(原作・監督・脚本)コメント全文
「どうせ映画を見るなら楽しいものが見たい」
昔ある人に言われたこの言葉が、今でも胸に刺さっています。
楽しい映画を創る。
当たり前なことのようで、でも言葉にすると少し照れがあって。たぶん、その本質は簡単じゃないけれど、何よりも大切なこととして心に刻まれました。
たとえ楽しさが人それぞれだったとしても、それでも沢山の人が楽しいと思える映画を創ろう。そしてその楽しさは、何よりも自分自身の内から湧き出てくるものを信じよう。
こうして、今まで生きてきた中で、心の底から楽しいと思えた瞬間を思い出しながら物語を描き始めました。これが本作『アイの歌声を聴かせて』のスタート地点です。
この映画には色んなキャラクターが登場します。みんなちょっとだけクセがあって、それぞれに悩みを抱えている等身大の高校生です。もしそんな彼女らに、日常の斜め上を行く出来事が降りかかったら? きっと驚いて、戸惑って、笑って、泣いて。そして気が付くと、日常が少しだけ楽しく前向きになっている……そんな映画にしようと思っています。
スタッフ一同、『アイの歌声を聴かせて』を楽しさと驚きに満ちた映画にするため、日々制作に励んでいます。
皆様にお届けできるその日を楽しみにしつつ、全スタッフを代表して。
吉浦康裕