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『ワンダーウーマン』続編、アメリカ公開がクリスマスへ再延期

前作『ワンダーウーマン』(2017)より日本公開への影響は?
前作『ワンダーウーマン』(2017)より日本公開への影響は? - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ガル・ガドット主演で大ヒットを記録したDC映画の続編『ワンダーウーマン 1984』の全米公開が、予定されていた10月2日から12月25日のクリスマスシーズンに再延期されたことを、Varietyほか各メディアが報じた。

【動画】『ワンダーウーマン 1984』予告編

 前作から約70年後の1984年を舞台に、ワンダーウーマンの新たな戦いを描く本作は、新型コロナの影響で、幾度も公開日が延期されている。当初は6月5日に公開される予定だったが、8月14日に、そして10月2日に延期。さらに遡ると、2019年12月13日の公開が予定されていたため、1年以上にわたって公開が延期される事態となった。日本の配給からの発表はまだない。

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 米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループの会長トビー・エメリッヒは、公開延期にあたって声明を発表。前作に続いてメガホンを取ったパティ・ジェンキンス監督の手腕を「世界中のあらゆる年代の映画ファンが絶対に気に入るであろう、信じられないほどダイナミックな映画を作り上げてくれました」と絶賛し、「この作品を誇りに思うと共に、ホリデーシーズンに皆さんへお届けできることを楽しみにしています」とコメントしている。

 また、ジェンキンス監督も「まず何より、私とガルが、どれだけ世界中のワンダーウーマンファンを愛しているか、お伝えしたいと思います。皆さんの『ワンダーウーマン 1984』への熱狂が、どれだけ私たちを幸せにして、映画を見せたいと思わせていることか。この体験をみんなで共有するため、大スクリーンで皆さんにお届けすることがどれだけ重要な事かをわかっています。だからもう少しだけ、待ってください。新しい公開日がクリスマスとなったことで、皆さんと一緒にホリデイをすごす日が待ちきれません!」と声明を寄せている。

 米ワーナーは、今月3日からクリストファー・ノーラン監督の大作『TENET テネット』をアメリカで公開したが、全体の65%の劇場しか再開に至っておらず、ロサンゼルスなどの主要マーケットはいまだ閉鎖中で、収容人数も大幅に制限されていることから、健闘しているものの、厳しい戦いを強いられている。公開延期の決定は、ロサンゼルスやニューヨークなど主要都市の劇場が再開された場合に、『TENET テネット』との衝突を避ける意味合いもありそうだ。

 また同社では、ティモシー・シャラメ主演のSF大作『DUNE/デューン 砂の惑星』の全米公開を、『ワンダーウーマン 1984』の1週間前となる12月18日に予定しているが、こちらも衝突を避けるために変更される可能性もある。先日公開された予告編内では、明確な公開日は記載されていない。(編集部・入倉功一)

映画『ワンダーウーマン 1984』予告編 » 動画の詳細
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