『TENET テネット』2週連続1位!興収12億円を突破
映画週末興行成績
土日2日間(9月26日~9月27日)の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、クリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット』が2週連続で1位に輝いた。
【動画】『TENET』ノーラン監督メッセージ&スペシャル予告編
同作は「TENET」という謎のキーワードを与えられた、名もなき男が主人公のサスペンスアクション。コロナ禍以降、初の洋画超大作として18日から全国488スクリーンの劇場で封切られた。2週目の週末では興行収入2億4,630万2,200円、観客動員14万4,707人となり、27日までの累計で興収12億382万2,590円、動員74万2,190人という数字をたたきだしている(配給調べ)。
2位も先週と変わらず、京都アニメーションがアニメーション制作を担当した『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が獲得した。27日までの累計で興収8.1億円、動員56万6,512人を記録(配給調べ)。10月2日からは数量限定の入場者プレゼントも配布される予定で、さらに数字を伸ばすことが期待される。
8月28日公開の主演・亀梨和也、監督・中田秀夫のホラー『事故物件 恐い間取り』が腰の強い興行を続けており、27日までの累計で興収20億4,021万円、動員154万5,735人となった(配給調べ)。全国映画動員ランキングでは先週と同じ4位にランクインした。
新作ではアニメやドラマにもなった大童澄瞳の漫画を実写映画化した『映像研には手を出すな!』が5位スタートとなった。乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が個性豊かな映像研のメンバーにふんし、アニメ制作に奮闘する女子高生たちの姿を映し出す。『あさひなぐ』などの英勉監督がメガホンを取り、小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、高嶋政宏らが共演した。
ほか新作では草なぎ剛が主演したヒューマンドラマ『ミッドナイトスワン』が6位に。草なぎ演じるトランスジェンダーの主人公・凪沙が、育児放棄された少女・一果(服部樹咲)と出会い、社会の片隅で少しずつ心を通わせていくさまを描いている。『神と人との間』などの内田英治が企画、監督、脚本、原作を担当した。
丘の上の屋敷で暮らすモンスター一家の風変わりな日常を描くアニメーション『アダムス・ファミリー』は10位に初登場。日本語吹き替え版のキャストとして杏、生瀬勝久、二階堂ふみ、秋山竜次、LiLiCo、井上翔太が参加している。
今週は『浅田家!』『小説の神様 君としか描けない物語』『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』『トロールズ ミュージック★パワー』『小さなバイキング ビッケ』などが公開される。(ランキング・数字などは興行通信社調べ)(編集部・海江田宗)
【2020年9月26日~9月27日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(1)『TENET テネット』:2週目
2(2)『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:2週目
3(3)『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』:3週目
4(4)『事故物件 恐い間取り』:5週目
5(初)『映像研には手を出すな!』:1週目
6(初)『ミッドナイトスワン』:1週目
7(6)『映画ドラえもん のび太の新恐竜』:8週目
8(5)『糸』:6週目
9(8)『劇場版「Fate / stay night [Heaven's Feel] III.spring song」』:7週目
10(初)『アダムス・ファミリー』:1週目