石崎ひゅーいが森山未來主演『アンダードッグ』主題歌を書き下ろし!全キャストも発表
森山未來主演のボクシング映画『アンダードッグ』(11月27日より前編・後編同日公開)の主題歌が、シンガーソングライター・石崎ひゅーいの書き下ろしによる「Flowers」に決定。全キャストも発表され、瀧内公美、熊谷真実、水川あさみ、冨手麻妙、萩原みのり、風間杜夫、柄本明のほか、ボクシング界やお笑い界のスターが集結した。
【動画】石崎ひゅーいの主題歌も!『アンダードッグ』胸アツの予告編
先ごろ、10月31日より開催される第33回東京国際映画祭のオープニング作品に決定した本作は、『百円の恋』の武正晴監督、脚本家・足立紳コンビが6年ぶりにボクシングを題材にした物語。過去のささやかな栄光が忘れられず“かませ犬”(=アンダードッグ)になり果てた主人公・晃(森山)、過去に秘密をもつ若手ボクサー・龍太(北村匠海)、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む芸人ボクサー・瞬(勝地涼)ら3人のルーザーたちの戦いを描く。
新たに公開された予告編には、石崎ひゅーいによる主題歌「Flowers」を挿入。プロデューサーの佐藤現は主題歌を石崎にオファーした理由を「石崎ひゅーいさんなら、地べたでもがきながら生きる者たちの心情を、俯瞰から見下ろすのではなく同じ眼線から表現してくれるのではないかと思い、書き下ろしをお願いしました」と説明。石崎は、本作に以下のようにコメントを寄せている。
「武監督の作品は以前から好きでした。なのでオファーを頂いた時は純粋に嬉しかったです。現場で監督とお話させて頂いた時、印象的だったのが『普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい。』と仰っていた事でした。自粛期間中、スーパーと家との往来の日々の中、ひび割れたコンクリートから不格好な姿で咲いてる花を見つけました。その姿が、まるでこの物語の登場人物達のようだと感じたんです。この歌は『僕』の歌じゃなくて『僕ら』の歌です。『アンダードッグ』というリングに立たせて頂いた事、そして一緒に戦える事に心底興奮しています」
さらに、3人のルーザーたちを取り巻くキャストも発表。晃(森山)の妻に、脚本の足立紳が監督を務めた『喜劇 愛妻物語』が公開中の水川あさみ。晃が送迎ドライバーとして日銭を稼ぐデリヘル店にやって来る謎めいた女に『火口のふたり』(2019)の瀧内公美。龍太(北村)を養護施設時代から支える妻に萩原みのり、瞬(勝地)が唯一心を開く恋人に冨手麻妙。晃と腐れ縁のデリヘル店店長・木田に映画監督でもある二ノ宮隆太郎、木田を支えるベテランデリヘル嬢に熊谷真実、瞬の父で有名俳優の幸三郎に風間杜夫、晃の父に「半沢直樹」のヒール役も記憶に新しい柄本明。
ボクシング界からは、元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤修や元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二が参戦。お笑い界からは、プロボクサーであり、トレーナーライセンスも取得しているロバートの山本博、友近、バッファロー吾郎A、好井まさお、じゅんいちダビッドソン、ツムラフェスティバル、ジャッキーちゃんらが出演する。(編集部・石井百合子)
劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日よりホワイトシネクイントほかで同日公開
配信版『アンダードッグ』はABEMAプレミアムで2021年1月1日より配信開始