ヨガにブートキャンプも!ドリームワークス・アニメーションがまさに夢の仕事場だった!
米ロサンゼルスのグレンデールにあるドリームワークス・アニメーション。『シュレック』『カンフー・パンダ』『マダガスカル』『ヒックとドラゴン』『トロールズ』など大ヒットシリーズを生んだスタジオの広いキャンパスは、噴水や川や池でいっぱいで、草木の緑にあふれたまさに夢の仕事場だ。
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アニメーターたちにとっては、このキャンパス自体が映画の参照元になることもしばしばなのだそう。レーサーになることを夢見るカタツムリを主人公にした映画『ターボ』では、水辺の散歩道に座り込んでカタツムリを観察する一方、キャンパスにはレーシングカーが届いたのだとか。キュートな子犬が登場する『ボス・ベイビー』の制作のため、部屋が子犬でいっぱいになった日もあったといい、ドリームワークス・アニメーションのスタッフは「あれは最高の一日だった」と笑顔を見せた。
キャンパスが噴水や川でいっぱいなのは、そこで働く人々をリラックスさせるためだけでなく、声の反響や近くの高速道路の音を消すという実際的な理由も。従業員は各々のスキルに磨きをかけるため、スケッチや演技といったさまざまなクラスを取ることができ、第一線で活躍するアーティストを講師に招いた勉強会も定期的に行われているという。
約18年にわたってドリームワークス・アニメーションで働き、現在公開中の『トロールズ ミュージック★パワー』でも照明を担当したリードライターの原口宇内氏も、この職場環境には「本当に素晴らしいと思います。火曜日と木曜日はヨガ教室もやっているんですよ! 月、水、金はブートキャンプのクラスがあって、昼休みに一生懸命運動したりしているんです」と大満足の様子。
「机で使っている機器も人間工学に基づいたもので、長期の仕事をしてもケガにならないようにという気遣いがあるんですね。どうしてもコンピューターの作業なので座りっぱなしになるじゃないですか。肩こりとか腰痛とか、そういうことも考えた上でお医者さんもキャンパス内にいますし、普段から義務付けられた休憩時間もありますし、あらゆる点で恵まれていると思います。私もフルに活用しています(笑)。散歩したり、仲間と一緒にコーヒーブレイクを取ったりとか、和気あいあいとみんなで映画を作っている感じですね」と夢の仕事場での日々について語っていた。(編集部・市川遥)
映画『トロールズ ミュージック★パワー』は公開中