志村けんさんの遺志継ぐ『キネマの神様』新ビジュアル公開
故・志村けんさんの遺志を継いだ沢田研二と、菅田将暉が山田洋次監督のもとダブル主演を務める『キネマの神様』(2021年全国公開)から、主要キャラ4名のキャラクタービジュアルが公開された。
松竹映画100周年を記念して制作された本作は、原田マハの同名小説が原作。かつて助監督として活躍しながら今はギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田)が、自身の事故で立ち消えとなった初監督作品「キネマの神様」の脚本を半世紀ぶりに発見したことから再び家族と共に動き始める。
新ビジュアルは、主人公のゴウ(沢田)と若き日のゴウ(菅田)、ゴウの妻・淑子(宮本信子)、若き日の淑子(永野芽郁)を収めたもの。ポイントは、各ビジュアルに映り込む鮮やかな感光(フィルムなどの物質が光を受けて反応し、化学変化を起こすこと)と背景。登場人物たちの記憶の断片をフィルムに映し出しているかのように見えるデザインとなっている。
本作は今年3月にクランクインし、3月下旬に主演に決定していた志村けんさんの逝去、コロナ禍における撮影中断などの試練を経て、撮影が再開された。(編集部・石井百合子)