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伊藤健太郎、“監督”黒木瞳に感謝「役者の立場で考えてくれる」

『十二単衣を着た悪魔』で黒木瞳監督とタッグを組んだ伊藤健太郎
『十二単衣を着た悪魔』で黒木瞳監督とタッグを組んだ伊藤健太郎

 俳優の伊藤健太郎が20日、渋谷のセルリアンタワー能楽堂で行われた主演映画『十二単衣を着た悪魔』の完成披露報告会に出席し、監督を務めた黒木瞳の熱心な演出について感謝の言葉を口にした。この日は伊藤と黒木とともに、共演者の三吉彩花伊藤沙莉山村紅葉笹野高史が来場したほか、出演者でもあるLiLiCoがMCを担当した。

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 本作は、内館牧子の小説をもとに、「源氏物語」の世界に入り込んでしまったフリーターの青年(伊藤健太郎)が陰陽師として活躍しながら成長する姿を描く物語。2016年の『嫌な女』で監督デビューを果たした黒木がメガホンを取った。監督としての黒木について、伊藤は「女優さんとしての黒木さんの印象が強かったので、どう演出してくれるのかワクワクしていました」と切り出しつつ「役者さんによって演出方法も違うし、役者の立場になって考えてくれるので、すごくありがたかったです」と振り返った。

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 一方の黒木も「最初から健太郎さんと考えていた」ことを明かして「今、わたしが番組を持っているラジオ局に、たまたま健太郎くんのラジオ番組のポスターが貼ってあって、エレベーターが開くとそこにいらっしゃるの。いつも通るたびに、この方が雷ちゃんをやってくれたらいいな、と思っていて、ポスターに見つめられていたので、念願叶って幸せでした」と笑顔。伊藤も「ずっと見つめていて良かったなと。うれしいです」と返した。

 また、三好が演じる弘徽殿女御は「源氏物語」では嫌われ者や野心家としてのイメージも強いが、本作では信念を貫く芯の強い女性として描かれている。三好は「わたしはここまで強い女性を演じたのは初めてで、瞳さんの弘徽殿女御に対する熱い気持ちを聞いているうちに、だんだん愛着が湧いてきました」と思いを語る。

 黒木の指導にも熱が入ったようで、三好にはマンツーマンで指導を行ったという。「三好ちゃんに嫌われるんじゃないかと思うくらいに、わたしのスキルのすべてを教えたいと思いました。それでも食らいついてくる強さ、女優魂をひしひしと感じた。あっという間に自分なりの弘徽殿女御を作ってきたのが見事だなと、素晴らしい女優だなと思っていました」と称賛の言葉を送った。

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 この日は本作にちなんで「この人は悪魔だなと思った人は?」という質問も。黒木監督は「三好ちゃん、沙莉ちゃんにはわたしが悪魔だと思われていたかもしれないと、つくづく思っています」と苦笑い。登壇者たちが「そんなことないです!」とすぐさま否定すると、山村も「黒木監督は、わたしだったらこうやるかな、というように丁寧に優しく教えてくださるんです。だからみなさんがうらやましかったです」と黒木の監督としての姿に感激した様子を見せていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『十二単衣を着た悪魔』は11月6日より全国公開

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