ゲイリー・オールドマン×デヴィッド・フィンチャーで描く『市民ケーン』舞台裏!Netflix『マンク』予告編
映画『セブン』『ドラゴン・タトゥーの女』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が、名優ゲイリー・オールドマン主演で、映画史に残る名作誕生の舞台裏に迫ったNetflix映画『Mank/マンク』(12月4日配信)の予告編とキービジュアルが公開された。
オーソン・ウェルズが監督・製作・主演を務め、新聞王ケーンの生涯を描いた不朽の名作『市民ケーン』(1941)。『Mank/マンク』は、同作の脚本を手掛け、アカデミー賞脚本賞に輝いた脚本家の“マンク”ことハーマン・J・マンキウィッツ(ゲイリー)を主人公に、1930年代のハリウッドを、『市民ケーン』に取り組む彼の機知と風刺に富んだ視点から描き出す。
アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けたマンク。公開された予告編では、モノクロ映像とレトロなサウンドによって一気に1930年代の世界へと引き込まれる。撮影が迫るなか、酒に溺れながら脚本の仕上げに追われるマンク。監督やケーンのモデルとなった実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストらの介入により、物語は奇妙で複雑な展開へと向かっていくことが示唆される。フィンチャーが随所に込めた、『市民ケーン』へのリスペクトも見どころとなりそうだ。
ゲイリーのほか、『マンマ・ミーア!』などのアマンダ・セイフライドが、ハーストの愛人として知られた女優マリオン・デイヴィス役で出演。そのほか、Netflixドラマ「エミリー、パリへ行く」がブレイク中のリリー・コリンズ、チャールズ・ダンス、タペンス・ミドルトン、トム・ペルフリー、トム・バークら実力派が脇を固める本作。11月20日からは、日本でも一部劇場で上映が決定しており、賞レースをさわがせる一本になることは間違いない。(編集部・入倉功一)
Netflix映画『Mank/マンク』は12月4日より独占配信開始