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泣き崩れる人も…『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』20~30代中心に熱烈な支持

号泣する人続出の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
号泣する人続出の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 - (C) 暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 京都アニメーションが手がけた話題作『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が観客動員数100万人超えの大ヒットを記録している。客層は20~30代・大学生などを中心に、上は60代くらいまで。劇場では泣き崩れる人の姿も見受けられ、SNSでも「大号泣した」「映画でこんなに泣いたのは初めて」という声があがるなど、幅広い年代から熱烈な支持を得ている。

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 同作は、2018年にテレビアニメが放送された人気シリーズの完全新作劇場版。映画公開前から、テレビアニメが再放送されてTwitterでトレンド入りを果たすなどの盛り上がりを見せていたが、9月18日の初日から約1か月で興行収入14億8,102万1,700円、動員103万7,639人をマーク。すでに昨年公開の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』の最終興収8億3,100万円を突破するという好調ぶりを見せている。

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 全国映画動員ランキング(興行通信社発表)でも、公開館数300館以上の大作が公開されるなか5週連続トップ5にランクインと健闘している。短編小説「ギルベルト・ブーゲンビリアの儚い夢」が配布された3週目は前週比94.9%、35mmコマフィルムが配布された5週目は前週比88.3%と、数量限定の入場者プレゼントも興行の伸びに一役買っているようだ。

 観客の男女比は6:4、メイン館の新宿ピカデリーでは5:5とほぼ同じだそう。映画館には涙を拭うためのタオルを用意して臨む観客や、上映後に泣き崩れる観客の姿も。SNSでは観客からの「開始5分で泣いた」「最初から最後まで泣ける」「バスタオル必須」といった感動の声や、「何回見ても心が揺さぶられる」というリピーターの感想も数多く見受けられる。こうしたファンの熱量や口コミが、原作小説やテレビアニメ版を観たことのない人にも作品を広めているのだろう。

 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、大切な上官ギルベルトが残した「愛してる」という言葉の意味を知るために代筆業に就いたヴァイオレットのもとに、ユリスという少年から依頼が舞い込む。さらに、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかったことから物語が動き出す。(編集部・吉田唯)

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