三浦春馬さんが歌い踊る「キンキーブーツ」20分超の追悼映像が公開
ミュージカル「キンキーブーツ」における三浦春馬さんのパフォーマンスを収録した追悼映像「Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」が27日、キンキーブーツ・ジャパンのYouTubeチャンネルで公開された。
【動画】「Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」
当初はブロードウェイチームから許諾された上限である12分のパフォーマンス映像と、彼らのコメントとで計15分程度になると想定されていた同映像。しかし、作詞作曲のシンディ・ローパーさん、演出のジェリー・ミッチェルさんをはじめとしたクリエイティブスタッフからのメッセージを全て収録し、2018年1月にニューヨークの劇場で収録された三浦さんの未公開映像なども盛り込んだため、最終的には20分強の映像になったという。ドラァグクイーンのローラ役で歌い踊る三浦さんの圧巻のパフォーマンスはもちろん、クリエイティブスタッフからも愛された彼の素顔も垣間見ることができる。
キンキーブーツ・ジャパンカンパニーは「この映像を実現するにあたって特別な許諾をくださり、インタビュー映像も含めてご尽力いただきましたブロードウェイのキンキーブーツカンパニーのご厚意と友情に心から感謝申し上げます。皆さまの心に、三浦春馬のローラの輝きがいつまでも残りますように」と声明を出している。
同名イギリス映画をミュージカル化した「キンキーブーツ」は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラと出会い、靴工場をドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生させるさまを描いた作品。日本人キャスト版は2016年に三浦さんと小池徹平さん(チャーリー役)のW主演で公演され、2019年に再演される人気作となり、三浦さんの死後、映像化を求める声が高まっていた。(編集部・市川遥)