アン・ハサウェイ、新キャットウーマン女優にアドバイス「誰の話にも耳を貸さないで」
クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト ライジング』でキャットウーマンを演じたアン・ハサウェイが、新作DC映画『ザ・バットマン』で同役を務めるゾーイ・クラヴィッツに愛のあるアドバイスを送った。
『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のマット・リーヴスが監督・脚本を務める『ザ・バットマン』は、バットマンとして活動を始めて2年目を迎える若きブルース・ウェインの姿を描く探偵映画。バットマン役は『TENET テネット』のロバート・パティンソン、キャットウーマン役は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のゾーイで現在撮影中だ。現状、2022年3月4日の全米公開を予定している。
ロアルド・ダールの児童書を再び実写化したファンタジー映画『魔女がいっぱい』(12月4日日本公開)で、魔女たちの頂点に君臨する大魔女を演じたアン。同作のプロモーションの席で、Colliderからゾーイへのアドバイスを求められた彼女は「階段を下りてくる彼女の写真を見たのよね? 彼女はわたしのアドバイスなど必要ないわ!」とそのままで完璧だったと笑顔でコメント。「もしわたしに何かアドバイスできるとしたら、それは誰の話にも耳を貸さないで、ということ。なぜなら、あの役を演じるための唯一の方法は、自分のバージョンのキャットウーマンを作ることだから。わたしたちにはそれぞれに監督がいて、わたしたちの役の解釈は、それぞれの映画に特化したもの」と説明する。
「例えば、(『魔女がいっぱい』での)わたしバージョンの大魔女はロバート・ゼメキス監督作に特化したもので、アンジェリカ・ヒューストンの大魔女はニコラス・ローグ監督作(『ジム・ヘンソンのウィッチズ』)に特化したものであり、それが素晴らしいの! 歴代のジョーカーもそれぞれの監督作に特化したものだし、他の人と比較してドツボにはまることはない。彼女の仕事は、彼女バージョンのキャットウーマンを作ることなのだから。彼女が作り上げるものを見るのをとても楽しみにしているわ。彼女は完璧なチョイスだって思ったもの」と優しく語っていた。(編集部・市川遥)