ジョニー・デップ、元妻へのDV疑惑めぐる名誉毀損裁判で敗訴
俳優のジョニー・デップが、現地時間2日、自身のDV疑惑をめぐる、英国の大衆紙 The Sun に対する名誉毀損訴訟で敗訴したと、The Guardian ほか各メディアが報じた。
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ジョニーは、 The Sun が、彼を元妻で女優のアンバー・ハードを暴行した“ワイフビーター”(DV夫)と報じた事に対して、名誉回復を求めて訴訟を起こし争っていたが、ロンドンの裁判所は、彼の訴えを棄却した。
129ページに及ぶ判決文のなかで判事は、 The Sun が報道した内容は「実質的に真実であることが示されている」としており、ジョニーの弁護士は「ひねくれた、ひどく困惑する判決だ」としたうえで、上訴する可能性が高いと話しているという。
一方の The Sun は判事の判断を歓迎し、ジョニーが、同紙の分を含む数百万ポンドにのぼる訴訟費用の支払いに直面する可能性があると報道。また、広報担当者の言葉として「The Sun は、家庭内暴力の被害者のために立ち上がり、20年以上にわたってキャンペーンを展開してきました。家庭内暴力の被害者は、決して沈黙してはなりません。私たちは、裁判官の慎重な検討に感謝するとともに、法廷に証拠を提出してくれたアンバー・ハードの勇気にも感謝いたします」と声明を発表している。(西村重人)