『TENET テネット』世界興収360億円超え!
全米ボックスオフィス考
先週末(10月30日~11月1日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ホラー映画『カム・プレイ(原題) / Come Play』が興行収入311万9,875ドル(約3億2,759万円)で首位デビューを飾った。公開9週目となるクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』は前回と変わらず4位。新型コロナウイルスの影響でアメリカの興行全体が冷え込む中、同作は依然として海外での方が好調で、世界興収は3億4,710万ドル(364億4,550万円)となった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
1位の『カム・プレイ(原題)』は、ジェイコブ・チェイス監督が自身の短編ホラー『Larry』を長編化した作品。スマホやタブレットを介して他者と交流する自閉症の少年(『マリッジ・ストーリー』のアジー・ロバートソン)が、電子機器を通して現れるモンスターのラリーに付きまとわれる恐怖を描いた。
ハロウィーンの時期ということで9位初登場の『スペル(原題) / Spell』もホラー映画だが、同時にVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信が始まったこともあってか興収は振るわなかった。(編集部・市川遥)
10月30日~11月1日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『カム・プレイ(原題) / Come Play』
2(1)『オネスト・シーフ(原題) / Honest Thief』
3(2)『ザ・ウォー・ウィズ・グランパ(原題) / The War with Grandpa』
4(4)『TENET テネット』
5(3)『ジ・エンプティ・マン(原題) / The Empty Man』
6(6)『ホーカス ポーカス』
7(5)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
8(7)『モンスターズ・インク』
9(初)『スペル(原題) / Spell』
10(10)『アダムス・ファミリー』