「新藤兼人賞」最終選考に『37セカンズ』『人数の町』監督ら9名
協同組合 日本映画製作者協会は11日、新人映画監督に贈られる映画賞「新藤兼人賞」の最終選考に進む監督9名を発表した。
「新藤兼人賞」は、現役プロデューサーのみが審査員をつとめる日本で唯一の新人監督賞。日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが、今年度公開作品のなかから、最も優れた新人監督を選び、金賞・銀賞を贈るもので、過去には、『幻の光』の是枝裕和監督、『凶悪』の白石和彌監督、『南極料理人』の沖田修一監督、『真夜中の弥次さん喜多さん』の宮藤官九郎監督などが金賞を受けている。
アニメ、オムニバス作品の一編を除く、前年12月~本年11月公開の劇場用実写長編映画(60分以上)を手掛けた、デビュー(劇場公開長編実写映画)3作品目以内の監督が対象。2020年度は、187作品が選考対象となり、最終選考に進む監督9名が決定。金賞および銀賞の受賞者は、11月24日に発表される。
受賞者には、正賞として故・新藤兼人監督デザインのオリジナルトロフィー、副賞として、金賞には賞金50万円ならびにUDCast賞、銀賞には賞金25万円が贈呈される。授賞式は、12月4日(金)13時より如水会館にて開催予定。(編集部・入倉功一)
「新藤兼人賞」最終選考に進む監督9名は以下の通り※劇場公開順
坂上香監督 『プリズン・サークル』
HIKARI監督 『37セカンズ』
大島新監督 『なぜ君は総理大臣になれないのか』
中尾広道監督 『おばけ』
ふくだももこ監督 『君が世界のはじまり』
荒木伸二監督 『人数の町』
福永壮志監督 『アイヌモシリ』
佐藤快磨監督 『泣く子はいねぇが』
内山拓也監督 『佐々木、イン、マイマイン』