石原さとみ「姉ちゃんの恋人」「ひよっこ」脚本家と初タッグ!
石原さとみが来年1月4日にテレビ東京系で放送される「新春ドラマスペシャル 人生最高の贈りもの」で主演を務めることが発表された。現在カンテレ・ フジテレビ系で放送中のドラマ「姉ちゃんの恋人」や、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」「ひよっこ」の脚本家・岡田惠和が脚本を担当し、石原と初タッグを組む。
石原が本作で担当するのは、ごく普通の等身大の女性、かつ娘役。自信の余命がわずかであることを知った主人公・田渕ゆり子(石原)が突然、実家の父親のもとに帰省するところから物語が始まる。60年以上の演出キャリアを誇り、2011年には旭日小綬章を受章したテレビドラマ界の巨匠・石橋冠がメガホンを取る。
岡田が手がけたオリジナル脚本について石原は「岡田さんの脚本には、セリフやト書きに『どうとらえるかは役者次第』みたいな余白が多くて、こういう余白があって考えさせられるものをやりたいと思っていたので、台本をいただいたとき、とても嬉しかったです」とコメント。
「最近は、自分で自炊したものがすごく美味しくて、体も心も喜んでいるのがわかるんです。それが幸せだと感じられる自分になれたときに、こういう作品に携わることができているなんて、すごいタイミングだなと思います。(中略)台本を読んでも、現場に入ってからもあたたかい気持ちになれて、今の自分だからできると思える作品に出会えました。この作品に込められた穏やかさとか温かさとか優しさとか……日常の尊さみたいなものが伝わって、見てくださっている方々の生活が少しでも温かくなったらいいなと思います」
一方の岡田は石原について「ずっと同じテレビドラマの世界で仕事してきて、なぜだかご一緒する機会がなかった大好きな俳優さんです。彼女は、スーパーな力を持っているわけではないけど、きちんと理不尽なことや曲がった世界に物申す主人公を演じることが多かったと思います。そしてその作品は女性たちに確実に力を贈っています。女性たちだけじゃなく、今を生きるすべての物申せない人たちに。それは素晴らしいことです」と語る。
「でも俳優としての石原さんの魅力はそれだけではない。今回のドラマのようなホームドラマの中の、どこにでもいるような女性の役も、絶対に上手い。絶対素敵であると、確信しています」
10月1日に同年代の一般男性との結婚を発表したことも記憶に新しい石原にとって、テレビ東京のドラマに主演するのは今回が初めて。ゆり子の父で、妻に先立たれて一人暮らしをしている元大学講師の翻訳家・笹井亮介役、ゆり子の夫で亮介の元教え子である田渕繁行役のキャストなどは後日発表される。(編集部・海江田宗)
「新春ドラマスペシャル 人生最高の贈りもの」は2021年1月4日よる8時~よる9時54分放送