『ゴジラVSコング』配信リリースに向けて交渉中 - 米報道
ゴジラとキングコングの激突を描くハリウッド映画『ゴジラVSコング(仮)』をめぐって、アメリカでは、ストリーミングサービスでのリリースに向けた交渉が進んでいると The Hollywood Reporter が独占で報じた。
同サイトによると、映画を制作する米レジェンダリー・ピクチャーズに対して、Netflixが2億ドル以上(約210億円・1ドル105円計算)のオファーを持ちかけたものの、米ワーナーメディアがそれを阻止。同社のサービス HBO Max での配信に向けて交渉中だという。同社は先日、 ガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン 1984』を世界公開と同時に配信すると発表したばかりだ。
『ゴジラVSコング(仮)』は、怪獣たちを中心としたユニバース作品“モンスター・ヴァース”の最新作。ハリウッド版『Death Note/デスノート』のアダム・ウィンガードが監督を務め、シリーズ1作目『GODZILLA ゴジラ』(2014)と、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)のクロスオーバーが描かれる。もともと今年公開されるはずだったが、全米公開は2021年5月21日に延期された。
レジェンダリーはこの映画に75%、ワーナーは25%の出資をしているとのこと。ワーナー側は同サイトに対して「我々は来年、予定通りゴジラ対コングを劇場公開する予定です」とコメントを寄せ、レジェンダリーはコメントを拒否したとのこと。アメリカでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって稼ぎ頭となる大都市の映画館が閉鎖されており、来年までに劇場をめぐる状況がどうなるのかは読めない状況となっている。(編集部・入倉功一)