森崎ウィン、クリストファー・ノーラン監督にラブコール「準備できてます」
俳優の森崎ウィンが16日、都内で行われた映画『TENET テネット』のダウンロード販売開始/ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに、映画評論家の松崎健夫と出席。ハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』(2018)にメインキャストで出演し、次に『TENET テネット』のクリストファー・ノーラン監督とのタッグを熱望している森崎は、得意の英語で熱烈ラブコールを送った。
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本作は、『ダークナイト』3部作などで知られるノーラン監督が仕掛けるサスペンスアクション。「TENET(テネット)」というキーワードを与えられた“名もなき男”(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が時間のルールから脱出し、相棒・ニール(ロバート・パティンソン)と共に、第3次世界大戦開戦を阻止すべく奮闘する。
映画の感想について、森崎は「迷路の中に放り込まれた状態になり、迷いました。画面の隅っこまで観る癖があるんですけど、そこを観ていたらどんどん物語が進むので、逆再生しながら観たいなと思いました。難しかったです」と苦笑い。本作は、主人公たちが未来から現在へと逆行してきた敵と戦う“逆行アクション”も見どころだが、森崎は「考えられないです。逆に動くという非日常の動きをやりながら、そこに感情を乗せて芝居をするなんてどうやっているんだろう……と言葉にできないくらいの衝撃を受けます」と未体験の映像に舌を巻いた。
逆行しながらの格闘シーンやカーチェイスシーンもCGを使わずに撮影されたことが明かされると、森崎は「聞いているだけで恐ろしい」と眉をひそめるが、一方で「現場に行ってみたいですね。興奮するだろうな。よし、やろう! というアドレナリンが出て、現場自体が非日常の異空間になる体験をしてみたいです」と声を弾ませた。
MCから逆行演技を提案された森崎は、銃撃戦をイメージした芝居を、順行と逆行で行うことに。わずか20秒の動きだったが、森崎は「(椅子を確認しないで)座るところが怖かったです。むずっ! 逆行の時に焦りが出ますね」と興奮気味。苦戦しながらも逆行演技に挑んだ森崎の姿を見て、松崎は「(繊細な芝居が)素晴らしい。ノーランからオファー来ますよ」と感動していた。
「ハリウッドはそんなに甘くない」と言いつつも、森崎は「いつでも準備できているので、セットでお会いするのを楽しみにしています!」とノーラン監督に英語でラブコール。『TENET テネット』についても「いつか直接お会いしたいという思いを募らせながら観ていました」と溢れる思いを口にしていた。(取材:錦怜那)
『TENET テネット』ブルーレイ&DVDセットは2021年1月8日発売(税込4,980円)、ダウンロード先行販売中