関水渚、香取慎吾の相棒役に抜擢 MEGUMI、清水尋也、勝村政信らとSNSトラブル専門の捜査官に
香取慎吾主演のテレビ東京1月期ドラマ「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(毎週月曜夜10時~)の新キャスト4名が12日発表され、ヒロインを映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』などの関水渚が務めることが明らかになった。関水が演じるのは、SNSトラブル専門の対策室「警視庁指殺人対策室」(通称:指対)のメンバーで、主人公(香取)の相棒。出世コースから外れたクセモノがそろう指対メンバーに、MEGUMI、清水尋也、勝村政信も決定した。
【写真】『コンフィデンスマンJP』コックリ役で話題を呼んだ関水渚
本作は、SNSでの誹謗中傷をテーマに、香取演じるワケあり捜査官・万丞渉(ばんじょう・わたる)らSNSトラブル専門の捜査官たちの活躍を描くサスペンス。万丞の相棒で、捜査に前のめりで相談者に感情移入しがちな碓氷咲良(うすい・さくら)役に、テレビ東京のドラマ初出演となる関水渚。昨年公開の映画『町田くんの世界』で1,000人を越えるオーディションの中からヒロインに抜擢され女優デビューし、その年の映画賞の新人賞を総なめに。その後、ドラマや映画での活躍が続いている。
関水は本作への出演に「まだ撮影前ですが、真っ直ぐで熱くなりやすくて、でもちょっぴり抜けてる咲楽の人間としての可愛らしさにとても惹かれています。咲楽の心の動きを思いっきりよく、繊細に丁寧に演じられたらと思っています」と意気込み。香取との共演について「トップスターで、憧れの存在の香取さんと共演させていただくということは、今でも夢のようです。香取さん演じる万丞の大きな背中を追いかけて、全力で咲良を走り抜きたいと思います!」と喜びを語っている。
万丞も一目置くほど有能で、クールかつ勝気な菅沼凛々子(すがぬま・りりこ)役に、「浦安鉄筋家族」のドケチ主婦役も記憶に新しいMEGUMI。インターネット知識に長けた巡査長・四宮純一(しのみや・じゅんいち)役に、今年出演映画が立て続けに公開され、第11回TAMA映画賞で最優秀新進男優賞を受賞した清水尋也。万丞に振り回される室長の越谷真二郎(こしがや・しんじろう)役に、名バイプレイヤーとして活躍し、テレビ東京の長寿サッカー番組「FOOT×BRAIN」のMCも務める勝村政信。
関水、MEGUMI、清水、勝村、濱谷晃一プロデューサーのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」は2021年1月より毎週月曜よる10時~、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送で放送
関水渚(碓氷咲良役)
以前からテレ東さんのドラマもバラエティも大好きで一視聴者として楽しませてもらっていたので、ついにテレ東さんの作品に出演させていただけると聞いてとっても嬉しかったです。そして、SNSを通して起きた事件を扱うということで今までにない新感覚のドラマになりそうだなと、ワクワクしています!まだ撮影前ですが、真っ直ぐで熱くなりやすくて、でもちょっぴり抜けてる咲楽の人間としての可愛らしさにとても惹かれています。咲楽の心の動きを思いっきりよく、繊細に丁寧に演じられたらと思っています。また、トップスターで、憧れの存在の香取さんと共演させていただくということは、今でも夢のようです。香取さん演じる万丞の大きな背中を追いかけて、全力で咲良を走り抜きたいと思います!SNS時代の今、本当に大切なことを改めて共有できるドラマだと思います。特にSNSを使ったことがある全ての方に、ドラマの中だけの話だと思わず、ぜひご覧いただきたいです。
MEGUMI(菅沼凛々子役)
香取さんとドラマで共演させていただくのは、過去にSPドラマで一回共演させていただいて以来です。とてもご無沙汰しているんですが香取さんは幅広い世代にとってのスターであり多才な方。アートも映画も拝見させていただき、なんでもできる方という印象があるので、香取さんとがっつり濃厚な撮影ができるということは光栄で楽しみにしていました。今回演じる凛々子という役は私の中には全くない感覚なんですが、分からないことを突き詰めて、突き詰めて、突き詰めて、分かっていく快感を抱いているんだと思います。また、凛々子が“鬼女”をやっているのは、自分の生活環境の中で今の時代を強く生きていくためなのだろう思っています。SNSというこの時代だからこそ生まれた形で、今しか描け無いテーマだと思います。2020年はSNSがきっかけで起きた悲しい事件やニュースがたくさんあって、私自身もこのテーマについて考えていたのでこんなストレートにこのスピード感でこうしたドラマ作品を描いたのはすごいことだなと思いますし、意味のあることだなと思います。自覚がなくてもSNSに依存していたり、SNS上でつながっている人が多いなかでの人とのつながりだったり、気が付いていないけど人を傷つけていたり……。SNSとの付き合い方を自分に置き換えてこのテーマを考えていただいたらと思います。
清水尋也(四宮純一役)
四宮純一を演じます、清水尋也です。素晴らしいキャスト,スタッフの皆さんと共に、一つの作品へと臨める事を光栄に思います。香取さんをはじめ、大先輩方との共演は身の引き締まる思いです。この作品を通じて様々な事を学び吸収し、人として、役者としてまた一つ成長していきたいと思っています。"アノニマス"という作品に込められたメッセージや、四宮純一という人間を、芝居を通じて皆様にお届け出来るよう精一杯演じさせて頂きます。昨今、社会的に問題視されているSNS上での誹謗中傷。SNSと共に育ってきた世代の人間として、目の前の現実から目を背ける事なく、誠実に向き合っていきたいと思います。宜しくお願い致します。
勝村政信(越谷真二郎役)
撮影は本当に楽しみです。昔SMAP×SMAP で共演した時に上から泥の中に落ちるコントがあって、香取くんと二人きりになった時に香取くんから小声で「落として!落として!」っていわれて香取くんが泥んこになったことを思い出しました(笑)。俳優を始めた頃に東映の刑事ものなどは演じさせていただきましたが、その頃の刑事ものと最近の刑事ものは犯罪の種類が違うので、まるで別物になっていると感じます。昔は拳銃を打つシーンが多かったですが最近はネット犯罪や詐欺などの事件を扱うことが多くなりそういう役に対応をしないといけないんだなと思っています。昔の刑事ドラマのように勧善懲悪で犯人を叩きのめして最終的にみなさんの溜飲が下がる、スカッとする、というストーリーが多かったですが、今は犯人を捕まえても被害者の思いに焦点があたり釈然としないストーリーの作品も出てきた。今は現実がそうなっている。アノニマスの第1話でも被害者に焦点が当たる。ドラマの水準が上がり、市井にあってきた、夢物語ではなくリアリティを描くようになってきたと思っています。(ドラマを通じて伝えたいのは)「希望」です。亡くなった命は戻ってこないですが、これからすこしでも悲しい思いをする人たちが減っていくよう、僕らも頑張っていかないとと思っています。
濱谷プロデューサー
33年ぶりのテレビ東京出演の香取さんを主人公にお迎えしたので、周りはテレビ東京らしいクセの強いメンバーで囲みたいという想いでキャスティングしました。指殺人対策室=略してゆびたい、本当にクセの強いメンバーが揃いました。石井裕也監督の映画「町田くんの世界」で、猪突猛進の体当たりの演技が鮮烈で、ブレイク中の関水渚さん。白石和彌監督「ひとよ」、市井昌秀監督「台風家族」など、ここにきて脂がのりまくっている女優、MEGUMIさん。中島哲也監督「渇き」、山戸結希監督「ホットギミック」をはじめ、唯一無二の異彩を放つ若き怪優、清水尋也さん。そして、同クールの「バイプレイヤーズ」でもご一緒し、見ない日はない活躍ぶりの名バイプレイヤー勝村政信さん。香取慎吾さん演じる捜査一課出身の万丞渉と、どんな化学反応が生まれるのか楽しみです。まだ発表していないキャストも、これまた実力派で個性派です。お楽しみに!