トム・クルーズ、ブチ切れ!新型コロナ対策を破ったスタッフに「次やったらクビ」
イギリスで映画『ミッション:インポッシブル』第7弾を撮影中のトム・クルーズが、新型コロナウイルス感染防止対策を破った現場スタッフに激怒したと、The Sun が実際の音声データと共に報じている。
【動画】トム骨折の瞬間も…前作『フォールアウト』メイキング映像
トムは、ソーシャル・ディスタンスを守らず、2メートル以下の距離でモニターをチェックしていたスタッフ二名に激怒。公開された音声データでは、トムが声を荒げ「僕らのために、ハリウッドで映画を作っている人がいるんだ! みんな僕らを信じてる! 僕は毎晩、スタジオや保険会社、プロデューサーに電話してる! 僕たちは何千もの人たちの仕事を生み出してるんだ、この野郎!」とFワードを交えながらスタッフを叱る瞬間が録音されている。
さらにヒートアップしたトムは、「(予防対策を破る姿は)二度と見たくない! 次やったらクビだ、速やかに立ち去れ。他のスタッフもだ! 二度とやるんじゃないぞ、わかったか!」と周囲のスタッフにも厳重注意。「業界がシャットダウンしていることで家を失った人たちにも伝えろ。彼らは食事もとれないし、学費も払えない。僕は毎晩、そういった事実やこの業界の未来と向き合っているんだ!」と思いをぶつけ、「この映画だけは絶対に中断させない!」と厳しい口調で伝えている。
The Sun によると、トムが激怒する姿を目撃した約50人の現場スタッフは呆然としていたという。シリーズ第7弾は、新型コロナの影響で今年2月に予定していたイタリア・ベネチアでの大規模撮影が延期になったほか、8月にはイギリスの巨大セットでスタントマンのオートバイが炎上する事故も発生。同サイトの情報筋は「トムはこれ以上の遅延を望んでいない」と伝えており、安全面にかなり気を配っていることがうかがえる。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に引き続きクリストファー・マッカリー監督がメガホンを取る第7弾は、2021年11月19日全米公開予定。ベンジー役のサイモン・ペッグほか、ヴィング・レイムス(ルーサー役)、レベッカ・ファーガソン(イルサ役)、ヴァネッサ・カービー(ホワイト・ウィドウ役)ら前作キャストが続投する。(編集部・倉本拓弥)