ゆりやんレトリィバァ、ピクサー新作は「人生で初めて泣いた映画」
お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが23日、都内で行われた映画『ソウルフル・ワールド』の配信記念イベントに横澤夏子、ゆいP(おかずクラブ)と共に出席し、本作が人生で初めて泣いた映画であると明かした。
ディズニー&ピクサー最新作となる『ソウルフル・ワールド』は、生まれる前にどんな人間になるかを決める「魂(ソウル)の世界」を舞台にしたアニメーション。魂の世界に迷い込んだ音楽教師が、自分のやりたいことを見つけられずにいるソウルと一緒に、人生を見つめ直す旅へと繰り出す。
一足先に本作を鑑賞したゆりやんは、「この映画を観ている時は、すごく引き込まれて観ていたんですけど、終わって5分くらいしたら『私って会いたい人に会いに生まれてきて、やりたいと思った仕事をやらせてもらって。嫌なことがあっても、そういうのは自分で選んで生きてきたんだ』とうれしくなっちゃって……ひとりで号泣してました」と上映後に感極まっていたと告白。映画鑑賞では涙を流さないそうだが、「映画観て人生で初めて泣いた映画だったんです。今も泣きそうなんですけど」と打ち明けた。
ゆりやんのコメントを聞いた横澤は、映画を観た時の感情が蘇ってきたそうで、「その話を聞いて、わたしも泣きそう」と目頭が熱くなる一幕も。「本当に深かったですね。この時期に観られて良かった。きらめきって人生で大事なんだなと再認識させていただきました。大人になるときらめくことってなかなかなくて……。仕事をしたり、毎日、生活する中で、きらめきを大事に生活していこうというヒントになりましたね」と本作が刺激になったという。
映画には、夢を追いかけ続ける音楽教師ジョーと、自分がどのようになりたいかを決められない「ソウルの22番」が登場する。二人のうちどちらが好きかという質問に、ゆいPは「芸人になりたての頃はジョーだったんですけど、テレビに出るようになった今は22番寄りになっているというか。その中間に考えているかもしれない」と切り出すと、「夏子とロケバスで人生の話をしたことがあったじゃない。私たちはテレビに出ることで知名度を上げることを目標に生きてきたけど、そうなった時にここからどうするんだろう、人生の岐路に立った時にどうするんだろうねって。その時、私は夏子の言っている意味がわからなかったんだけど、夏子が育休に入って、あの時の言葉の意味がわかったような気がする。そういうのを思い起こさせてくれた映画だなと思います」としみじみ。これには、横澤も「ロケバスのことを覚えてくれたなんて。ゆいPは人の話を右から左へ流すタイプなんで」と驚いた様子を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ソウルフル・ワールド』はディズニープラスにて12月25日17時より独占配信開始