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内山昂輝、LIP×LIP映画化は誤算だった!?

(左から)福山潤、内山昂輝、島崎信長、柿原徹也
(左から)福山潤、内山昂輝、島崎信長、柿原徹也 - 写真:オフィシャル提供

 人気声優の内山昂輝が26日、都内で行われた映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』公開記念舞台あいさつに島崎信長福山潤柿原徹也とともに出席、およそ4年間にわたり関わってきたバーチャルアイドルユニット「LIP×LIP」が映画化されるのは「誤算だった」と語って会場を沸かせた。

輝きがすごい!『LIP×LIP FILM×LIVE』フォトギャラリー

 クリエイターユニット・HoneyWorksの10周年記念プロジェクトとして、『告白実行委員会』シリーズのバーチャルアイドルユニット「LIP×LIP」をメインにした本作は、夢を打ち砕かれた勇次郎と家族に怒りを感じている愛蔵が、アイドルオーディションに挑戦し、「LIP×LIP」を結成するまでの物語。「LIP×LIP」のパフォーマンスが映し出されるバーチャルライブパートとアニメーションパートとの2部構成で展開される新時代のアイドルムービーとなっている。

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 ファンが手にするペンライトの光で彩られた会場にやって来た登壇者たちは感激した様子。勇次郎役の内山が「久々に人前に立ったので緊張します」と切り出すと、愛蔵役の島崎も「LIP×LIP役として人前で話すのは初めて。僕自身、ファンのような形で関わってきたので、こうして初めてLIP×LIPとして皆さんの前に立つことができてうれし恥ずかしです」と照れくさそうに続けた。

 ステージでキラキラ輝くアイドルを描き出した本作だが、内山自身は「今回の映画は誤算だった」と語る。「最初にこの仕事を引き受けた時は、プロデューサーからは、表に出て歌ったり踊ったりとかはいらないので、レコーディングで歌うだけで大丈夫だと。それなら大丈夫かなと思っていたんですけど、徐々にセリフが出てきた。セリフをしゃべる想定でキャラクターも作っていなかったですし、すごくやりにくかった。それがまさか映画までやると聞いてあ然としました。そんなに長いストーリーをやれる気がしなかったので」と苦笑い。

 収録についても「生みの苦しみを味わいながらアフレコをやりました」という内山。「今回はエピソード0的な、中学生時代の話なので、アイドルになる前からステージに立ってキラキラさせて。キャラクターを輝かせたいと思いましたが……難しいなと思いました」と苦労を明かしたが、福山は「キラキラしている内山くんを見て、俺は笑顔がこぼれたよ」と呼びかけ、会場を沸かせた。

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 続く島崎も「僕も意外とアイドル役には縁が無くて。ほぼやったことがなかった」と明かす。「だからこそ面白かったんです。(内山も島崎も)お互いにアイドル役に縁が無かったんで。僕も歌ったり踊ったりしなくていいよというところから始まったんですが、トーン的にはやりやすいところだったんで、うっちーほど苦しむことはなかった」と振り返ると、「ただLIP×LIPが好きなのは、王子様やお姫様的なところもありつつ、みんな夢に頑張っていこうというような、背中を押すような感じで。彼らの人生が輝いているからこそ、みんなにその輝きを届けて、よりよく生きていこう、といった曲が多いんですよ。そういうキラキラってすごくすてきだなと思った」としみじみ。

 さらに島崎は「この映画では、そんな彼らにもこういう(複雑な過去の)状況があったからこそ、今こうやって頑張っている。自分たちがこうだったからこそ、みんなにこの世界の楽しみ方はこうなんだよということを伝えたいんだろうな、と思ったら感慨深かった」とその思いを熱く語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』は公開中

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