「ARROW/アロー」スピンオフ 実現せず
米CW局で企画されていたテレビドラマ「ARROW/アロー」のスピンオフ「グリーン・アロー・アンド・ザ・キャナリーズ(原題) / Green Arrow and The Canaries」が頓挫したとDeadlineなどが報じた。
同スピンオフは、2040年のスターシティを舞台に、アロー/オリヴァー・クイーンの娘でグリーン・アローとなったミア・スモークと、キャナリーズと呼ばれる2人のブラックキャナリーを描く予定だった。「ARROW/アロー」最終シーズンの1エピソードが使われて放送されたパイロット版は、クロスオーバーエピソードを除いてはシーズン最高視聴率を記録しており、ファンの期待の高さがうかがえただけに残念な結果となった。
スピンオフが中止になったことで、いくつかの謎が残った状態になってしまうが、「ARROW/アロー」のクリエイターで、アローバースの製作総指揮を務めるマーク・グッゲンハイムは対処方法について昨年6月にTVLineに語っている。
オリヴァーの息子ウィリアムが連れ去られるところで終わったパイロット版の続きはコミックとのタイアップで描けるのではないかと考えているそう。ドラマで描くこともできるが、2040年という時代設定もあり、ほかのアローバースで描けるとしたら「レジェンド・オブ・トゥモロー」しかないとのこと。しかし、ドラマのトーンが違い過ぎることを懸念しているともコメントしていた。(澤田理沙)