中村倫也、“カリスマ”窪塚洋介との共演に尻込みした
中村倫也が12日、都内で行われた北川景子の主演映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の完成報告イベントに窪塚洋介とともに登壇。中村は、2000年代に映画『GO』『ピンポン』、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」など、数々の話題作に出演していたカリスマ俳優・窪塚との共演オファーに尻込みしたことを明かした。この日は、北川、共演の芳根京子、堤幸彦監督も来場した。
【写真】中村倫也、ハッピーなポージング..!(イベントの様子)
原作は島本理生の直木賞受賞小説。公認心理師・真壁由紀(北川)が、ドキュメンタリー本を執筆するため、父親を刺殺した女子大生・聖山環菜(芳根)に取材を重ねる中で、犯人の心の闇とともに自身の過去とも向き合っていく。
由紀の義理の弟で敏腕弁護士の庵野迦葉役の中村は、由紀の夫で迦葉の兄・真壁我聞役の窪塚との共演について問われると、「光栄でした」と喜びながらも、「オファーをいただいたときに断ろうかなと思ったくらい恐れ多い」と当時の心境を吐露。さらに、「今も隣にいさせてもらって、一ファンというフワフワした感じを出さないように、重力を人の倍にしている感じ。(窪塚がいる)左を見られない。緊張しちゃう」と本音を漏らした。
北川も中村と同じ34歳で、過去に観ていた映画やドラマなどが同じことから、撮影現場では「窪塚さんがカリスマという話を二人でしていました。ドキドキします」とポロリ。窪塚は思わず「直接言って! 無視されているのかなと思った」とボヤいて会場の笑いを誘った。
そんな窪塚は中村について、大学のキャンパスでの共演シーンを振り返り、「こんなにできるの? 全部わかってやってるんだ! 眉ピクッ(と動かす)とか、瞬きをどこでやっているかまでも覚えているんだろうな……というくらい、芝居のすべてが自分のコントロールの中にあって驚愕したんです。それからは撮影のたびに驚かされた」と中村の演技力に舌を巻いた。そして、「北川さんにしても、中村くんにしても、ケツを叩かれるような……。役者って面白いけど怖いな。負けたくねぇなと思ってしまった」と人気・実力を備えた後輩との共演によって気持ちが昂ったことを打ち明けた。
続けて窪塚は、「言葉の選び方やセンス(がよくて)、頭がよくて、顔もよくて、面白くて、そりゃ女は惚れるわ……と思いました」と中村をべた褒め。中村は「酔っ払っちゃいました。嬉し恥ずかし オーマイハートです。死ぬのかな、俺」とカリスマからの心地よい言葉に喜んでいた。(取材:錦怜那)