コロナ禍のクリエイターを支援!「DIVOC-12」プロジェクトの公募監督が発表
株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが取り組む短編映画製作プロジェクト「DIVOC-12」(ディボック-トゥエルブ)に参加する、一般公募から選ばれた3人の監督が発表された。
選ばれた廣賢一郎の長編映画2作目『あの群青の向こうへ』予告編【動画】
「DIVOC-12」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けるクリエイターや制作スタッフ、俳優が継続的に活動できるように発足された、12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト。中核となって作品の制作を牽引するのは、『新聞記者』などの藤井道人監督、『カメラを止めるな!』などの上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』などの三島有紀子監督の3人。すでに参加監督として、“成長への気づき”をテーマに掲げる藤井監督チームの志自岐希生と林田浩川、“感触”がテーマの上田監督チームのふくだみゆきと中元雄、“共有”をテーマにした三島監督チームに山嵜晋平と齋藤栄美が発表されている。
今回、一般公募により集まった167人から選ばれた3名の監督が新たに明らかになった。藤井監督チームに、長編映画2作目『あの群青の向こうへ』が第15回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018で上映され、現在も歯学部に在籍する異色の経歴を持つ廣賢一郎。上田監督チームに、早稲田大学映画研究会に所属する現役大学生で、プロジェクトの最年少となるエバンズ未夜子。三島監督チームに、卒業制作『それからの子供』がぴあフィルムフェスティバルなどに入選し、根岸吉太郎、沖田修一、西川美和などの監督作品に演出部として参加してきた加藤拓人がそれぞれ監督として参加する。
「DIVOC-12」は2021年に全国公開を予定。タイトルは「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい」という思いが込められており、プロジェクトはDiversity(多様性)、Innovation(革新)、Value(新しい価値)、Originality(個性)、Creativity(創造)という意味が軸となっている。(編集部・大内啓輔)