“聖母”深川麻衣が笑顔封印!女優としてさらなる高みへ
人気アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーで、現在は女優として活躍を見せる深川麻衣。主演映画『おもいで写眞』(1月29日公開)では笑顔を封印し、新境地に挑戦している。
深川麻衣の真っすぐな眼差し!『おもいで写眞』場面カット【写真】
2018年に公開された今泉力哉監督による『パンとバスと2度目のハツコイ』で主演を務めた後も、連続テレビ小説「まんぷく」やドラマ「日本ボロ宿紀行」「まだ結婚できない男」などで存在感を見せ、女優として躍進してきた深川。乃木坂46時代は“聖母”としても親しまれたが、今泉監督との再タッグとなった『愛がなんだ』では、男に苦労した母親の反動から自由奔放に生きる、主人公の友人・葉子を演じ、女優としての新たな一面を見せた。
『君に届け』『心が叫びたがってるんだ。』などの熊澤尚人監督がオリジナル脚本で描く『おもいで写眞』で深川が演じるのは、嘘にまつわる切ない記憶から不器用なほど真っすぐに生きてきた主人公の音更結子。東京での仕事を夢見て上京するが、あることがきっかけでクビになり、祖母の死を機に地元・富山に戻ることに。そこで、お年寄り一人ひとりの思い出が詰まった場所で「おもいで写真」を撮り始めたことで、結子は人として成長を遂げていく。
結子は自分に嘘をつくのが嫌いで、自分自身に苛立ってしまうほどの頑固な性格。いつも不機嫌な雰囲気を醸し出している結子という役を強い眼差しで表現した深川は、怒りの感情に向き合い、熊澤監督からも「笑顔禁止」のお達しが。これまでのイメージを大きく覆す演技を披露しており、さらなる高みを目指す女優・深川麻衣の姿を確認することができる。
本作は深川が所属する芸能プロダクション・株式会社テンカラットの25周年企画で、キャストとして高良健吾、香里奈、井浦新、吉行和子、古谷一行といった面々が参加している。(編集部・大内啓輔)