まさに生き地獄…ベトナム戦争映画『ハンバーガー・ヒル』再上映決定
『プラトーン』(1986)、『フルメタル・ジャケット』(1987)などの名作と前後して公開されたベトナム戦争映画『ハンバーガー・ヒル』(1987)が、4月16日より、公開から34年を経て再公開されることが決定した。
本作は、1969年5月10日、アメリカ軍第101空挺師団が、南ベトナムのエイショウ・バレー、937高地において開始した“アパッチ・スノー作戦”を描く戦争映画。アメリカ兵たちは、高地に陣取る北ベトナム軍の容赦なき機銃掃射と手榴弾によって、丘の急斜面で次々と被弾していく。悪条件が重なり、まさに生き地獄となったその丘をめぐる攻防戦は10日間にわたって続けられた。
製作/脚本のジェームズ・カラバトソスは、自身も二十歳の頃にベトナム戦争に参加し、自らの体験を反映しながら脚本を執筆。かつて、ドキュメンタリー作家としてベトナム戦争を取材した『戦争の犬たち』(1980)のジョン・アーヴィン監督がメガホンを取り、名もなきアメリカ兵たちが臨む壮絶な局地戦を、記録映像のような臨場感で映し出しす。(編集部・入倉功一)
映画『ハンバーガー・ヒル』は4月16日よりシネマート新宿ほか全国順次公開