堂本光一「ユーたちさぁ」稽古場でジャニー喜多川さんの口癖
KinKi Kids の堂本光一が1日、東京・帝国劇場で行われた映画『Endless SHOCK』初日舞台あいさつに登壇し、共演者から、その言動が故・ジャニー喜多川さんそのものであることが明かされた。この日は、共演の上田竜也(KAT-TUN)、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里も来場した。
本作は、堂本が作・構成・演出・主演を務めるミュージカルの映像化で、小さな劇場でカンパニーを率いる若きエンターテイナー・コウイチ(堂本)が、ブロードウェイの頂点を目指して奮闘する物語。無観客の劇場の中、クレーンカメラ3台を含む16台のカメラと1台のドローンを用いて撮影された。
堂本は本作誕生の経緯を問われると、2月4日から帝劇で開幕する舞台「Endless SHOCK-Eternal-」が、これまで上演してきた「Endless SHOCK」の3年後を描いたスピンオフ作品であることから、「Endless SHOCK」を知らない人や、劇場に足を運べないファンにも楽しんでもらうことを考えていたところ「ふと思いついた」と説明した。
そんな堂本の思いつきについて、上田は「すっげー面白いなぁとメチャメチャ興奮しました」と打ち明けると、「光一くんはジャニーさんの申し子みたいで、後ろにジャニーさんの発想力があって、普通の人じゃ考えつかない発想をしてくれる」とクリエイターとしての腕に舌を巻いた。
梅田も「この前、光一さんが稽古場で『ユーたちさぁ』とサラッと言ったんですよ。めっちゃジャニーさんみたい! ってすごい興奮しました」と声を弾ませると、「『映画の時はここで気持ちを変えて』など、すごいディレクションもしていただきました」と確かな演出力にも言及。稀代のエンターテイナーに重ねられた堂本は、「とてもジャニーさんにはなれないですけどね……」とはにかんでいた。
とはいえ、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた本作には自信満々で、「今まで見たことのないアングルがたくさんあるので、ぜひ楽しんでいただけたら」と舞台とは違う楽しみ方をアピール。そして、「心の晴れない毎日が続く世の中ですが、映像からエネルギーを受け取ってもらえたら嬉しいです」と呼び掛けていた。(取材:錦怜那)
映画『Endless SHOCK』は2月1日から2週間限定全国ロードショー