純烈・酒井一圭、グループ念願の特撮映画『純烈ジャー』に熱き思い!
ムード歌謡グループ・純烈(後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平、酒井一圭)が1日、大江戸温泉物語で行われた主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』の発表会見に出席。映画にかける思いと、特撮への感謝を語った。
本作は、スーパー銭湯のアイドルとして活躍する純烈が、純レッド、純ブルー、純グリーン、純バイオレットからなるスーパーヒーロー、純烈ジャーとなり、温泉の平和を乱す悪と戦う特撮映画。会見には、純烈メンバーと、メガホンを取った特撮研究所の佛田洋監督が登壇した。
純烈は「百獣戦隊ガオレンジャー」(2001年)でガオブラック/牛込草太郎を演じた酒井、「忍風戦隊ハリケンジャー」(2002年)でカブトライジャー/霞一甲を演じた白川、「仮面ライダー龍騎」(2002年)で仮面ライダーゾルダ/北岡秀一を演じた小田井と、メンバー3人が東映特撮ヒーロー出身。酒井が、佛田監督に声をかけたことから製作がスタートしたといい、映画にかける思いは強い。
「特撮出身の俳優は、いつか東映に戻って、俳優として(また特撮を)やりたいという思いを持っている」という酒井は「僕らも『夢は紅白、親孝行』として頑張っていたなかで、そういう思いがあった。純烈をマダムが応援してくれるならマダムにも特撮を観てほしい。純烈が特撮をやれば、マダムもきっと特撮を観てくれるだろうって」と本作への思いを告白。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』をライバルに挙げ、「この作品は結成以来の夢。これがヒットしたら、主題歌も俺たちですし、日本レコード大賞も狙えるかもしれません」と意気込む。
コロナ禍において、タイミングを見計らいながらの撮影となったが「採石場でドッカンドッカンやりながら、特撮らしく撮影できました。もちろんちびっ子たちも楽しめる、三世代に向けての作品として撮影しました」と振り返った酒井。「全員で声を合わせる場面が、10年グループをやっているとあっという間にできる。練習いらずでした」と変身シーンへの自信ものぞかせた。
また、メンバーで唯一ヒーロー作品の経験がなかった後上も「映画に純烈が主演。それを聞いたときは衝撃的でした。ヒーローに変身することができるのは僕の中で大きなトピックだった」と熱い思いを吐露。白川は「戦隊ものは僕の原点。その当時応援してくれたファンの皆さんにも、これを機に純烈のファンになってほしいという気持ちで演じました」と語り、小田井も「映画であることが嬉しいです。歌をはじめて、作品に出る機会はあまりなかった。これで『王様のブランチ』に出られるのかな、(妻の)LiLiCoのインタビューを僕らが受ける日が来るのかと楽しみにしています。これでアカデミー賞を狙うという新しい目標ができました。是非ともレッドカーペットを歩きたい」と目標を掲げていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』は今秋公開