「麒麟がくる」川口春奈、帰蝶役を振り返る「とてもせつない身の引き方となりますが…」
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43回(1月31日)の放送に合わせ、帰蝶を演じてきた川口春奈がコメントを発表した。
斎藤道三の娘にして明智光秀とは幼い頃からの付き合いで、政略結婚によって織田信長の正室となった帰蝶。川口は「帰蝶が生きた時代は本当に激動の時代です。父・道三の思いや、自分がやらなくてはいけないという宿命を背負い、時に手段を選ばないときもありましたが、帰蝶は最後まで強い信念を持ち、かしこくてパワフルな女性だったと思います」とコメント。
「これまで信長を支えてサポートしたり、プロデュース的なこともしてきましたが、帰蝶もただ単に『あいつを討てばよい』と言っているわけではなく、その裏側にはどのような思いがあったのか、ご覧いただいている方に最後まで伝わるとうれしいです」と呼び掛け、「『麒麟がくる』で帰蝶の役を演じることができて、自信と誇りをもてたと同時に、この物語の中に少しでも携わることができたことは奇跡だなと思っています」と振り返った。
「本能寺の変」を活写する最終回(2月7日放送の第44回)を目前に控えた第43回では、光秀(長谷川博己)と帰蝶のやりとりが描かれることになる。川口は「とてもせつない身の引き方となりますが、明るい未来への希望を忘れず、帰蝶らしく十兵衛(光秀)に自分の思いを伝えたんだと思います。とても素敵なシーンになっていると思います」と語っていた。(編集部・市川遥)
「麒麟がくる」は毎週日曜午後8時からNHK総合ほかで放送中