圧巻の演技!綾野剛『ヤクザと家族』19歳~39歳を熱演
公開中の映画『ヤクザと家族 The Family』の綾野剛の熱演が、「圧巻すぎる」と反響を呼んでいる(以下、一部本編の内容に触れています)。
『新聞記者』などで知られる藤井道人監督がメガホンを取った本作は、覚せい剤で父親を亡くした賢治(綾野)が主人公。柴咲組組長の柴咲(舘ひろし)の危機を救ったことをきっかけに、賢治はヤクザの世界に足を踏み入れることになる。
1999年、2005年、2019年と3つの時代を描く本作。金髪のチンピラですべての大人に鋭い表情を見せていた19歳、柴咲組の一員として名を上げつつあるギラついた25歳、ヤクザを取り巻く世界が激変していたことに困惑しながらも、新たな人生を歩もうとする哀愁漂う39歳の賢治を、本作で初のヤクザ役に挑んだ綾野が見事に演じ切った。SNS上には、「圧巻の演技力」「とにかく圧倒的」「感情持っていかれた」といったコメントが多数投稿されている。
また、柴咲に見せる涙、食堂を営む愛子(寺島しのぶ)の息子・翼(磯村勇斗)に向ける優しいまなざし、強気でまじめな性格のホステス・由香(尾野真千子)に惹かれながらも素直になれない一面など、不器用な賢治というキャラクターに魅了された人も多く、「賢治のことをずっと考えてしまう」「余韻が半端ない」「賢治が頭から離れない」といった声も見受けられた。(編集部・梅山富美子)