大河「青天を衝け」町田啓太が土方歳三役!ディーン・フジオカは再び五代友厚に
14日より放送を開始する大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)の新たな出演者が発表され、ディーン・フジオカが五代才助(友厚)役、町田啓太が土方歳三役を務めることが明らかになった。
「青天を衝け」は、日本資本主義の父とも称される実業家・渋沢栄一(吉沢亮)が、幕末から明治にかけて、挫折を繰り返しながらも高い志で未来を切り開く姿を描く物語。今回、キャストが発表された五代才助(友厚)と土方歳三は、栄一の人生に影響を与える盟友となる。
ディーンが五代を演じるのは、2015年度後期に放送された連続テレビ小説「あさが来た」に続いてのこと。薩英戦争で捕虜となるも釈放された五代は、長年の長崎遊学から世界情勢に通じており、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く掴み、薩摩藩としての参加を実現して幕府の威信を落とす。この時、幕府側の一員として参加していたのが栄一で、のちに「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となっていく。
今回の出演にあたって「大河ドラマに初めて出演させていただけることをとても光栄に思います。そして、連続テレビ小説『あさが来た』の時と同じ五代友厚を再び演じる機会をいただいたことを心から嬉しく思うとともに、時を超えた不思議な縁を感じております。日本の近代史において『西の五代』が『東の渋沢』とどう関わり、大阪経済復興に身を捧げたのか。その力強い生き様や、成し遂げた偉業について、視聴者の皆様とともに更なる理解を深めていけるよう『五代さん』を全身全霊で演じます」とコメント。
また、町田が演じるのは新選組副長で“鬼の副長”とも呼ばれた土方。池田屋事件で功績を挙げた土方は、幕臣になった栄一とある任務で出会い、同じ百姓出身ということもあって意気投合する。鳥羽・伏見の戦いで敗れるものの、官軍に抵抗して各地を転戦。榎本武揚や栄一の従兄・である喜作たちと箱館に渡り五稜郭を占領するが、新政府軍との戦いで命を落とす。
町田は「幼少の頃、木刀を振りながら新選組のダンダラ羽織を一度は羽織ってみたいと思っていた自分に、『楽しみにしていな』とできるならば伝えたい心持ちです。あまり広くは知られていない渋沢栄一と土方歳三の関わり、交わらなさそうな人との出会いによって、何か変化が起こり今の時代にも繋がるなんて本当に面白いものだなと感じます。バラガキ、土方歳三の誠とは何だったのか、寄り添いながら自分なりに体現したいと思います」と意気込みを語っている。(編集部・大内啓輔)
大河ドラマ「青天を衝け」は2月14日より放送(NHK総合・毎週日曜よる8時~ほか、初回は15分拡大)