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坂元裕二、脚本遅れても有村架純は「天使」の対応

テレビと映画の違いについても触れた坂元裕二
テレビと映画の違いについても触れた坂元裕二

 脚本家の坂元裕二が11日、都内で行われた菅田将暉有村架純のダブル主演映画『花束みたいな恋をした』大ヒット記念トークイベントに登壇、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でもタッグを組んだ有村の印象について語った。

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 『花束みたいな恋をした』はドラマ「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」を手がけた人気脚本家・坂元が、手がけたオリジナルのラブストーリー。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことを機に出会い、あっという間に恋に落ちた山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間を映し出す。

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 1月29日に封切られると、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を抑えて興行通信社発表の全国映画動員ランキングで初登場1位を獲得するなど堂々の大ヒットスタートを切った。坂元は、高校生たちがTikTokに投稿した劇中シーンを真似した動画を見たそうで、「こんなにもうれしいことは、なかなかないことじゃないかな」としみじみ。

 さらに、「テレビだと(視聴者は)こんな風に思うのかと思って続きを書いたりするけど(映画は公開された時点で)僕の手から離れているので、こうやって観た人の映画になるんだな、この映画はそうなれたんだなと思ってうれしいです」とテレビと映画の違いに触れつつ、喜びをかみしめた。

 また、有村の芝居について問われた坂元。芝居を設計しているんだろうなと感じる役者がいる一方で、有村は「どういうつもりでやっているのかわからない。それが素敵」と絶賛。また、「いつ恋」の際に「有村さんは優しいから言わないけど、刺されても不思議じゃないくらい台本が遅れて、撮影を延ばしてもらった」と明かし、「打ち上げでごめんなさいと言ったら、『スッと覚えられるんで大丈夫です』と言ってくださって、天使のようでした」と振り返った。

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 ちなみに、脚本家に苦労はつきもので、劇中に出てくる小道具にも手を抜けないとのこと。実在のものを使用すると「怒られることもある」そうで、「一番はアニメのファンの方で『解釈が違う』みたいなことで怒られる」と愛があるゆえに厳しい意見が飛ぶことを告白。逆に「一番怒られないのは X JAPAN。ファンの方の寛容さは尋常じゃない。最高ですよ」と笑っていた。(取材:錦怜那)

映画『花束みたいな恋をした』は公開中

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