磯村勇斗、約1か月の肉体改造!『ヤクザと家族』圧巻のファイトシーン写真
公開中の映画『ヤクザと家族 The Family』から、ドラマ「恋する男たち」や『今日から俺は!!』シリーズで注目を浴びた俳優・磯村勇斗が、約1か月の身体作りをして挑んだ圧巻のファイトシーンの写真が公開された。
『新聞記者』の藤井道人監督がメガホンを取った『ヤクザと家族 The Family』は、1999年、2005年、2019年という三つの時代を舞台に、ヤクザという生き方を選び、変わりゆく時代の波に流されながらも愛する家族と新たな人生を歩もうとする男・山本賢治(綾野剛)と、彼を取り巻く人々を描いたヒューマンドラマ。
磯村は、3部構成となっている本作の2019年のパートで登場。山本を慕い、成長して半グレ集団のリーダー格になった木村翼を演じた。このたび公開されたのはそんな翼が廃倉庫でストリートファイトに興じるシーンのカットで、磯村は上半身裸で引き締まった身体を披露している。
翼を演じるにあたって、磯村は約1か月かけて人生で初となる本格的な身体作りに挑んだそう。「登場シーンでしっかり身体を見せとけば、翼のキャラクターが観客にも見える」という監督の言葉をうけて、磯村は短期間で目標の肉体になるよう努力した。「撮影までのタイムリミットは1か月。体重を増やして筋肉に変えて脂肪を落とすという作業だと2か月くらいは必要だったので、増やすと同時に脂肪を減らしていくという、もうわけがわからないことをしていました(笑)。とにかく筋トレはひたすらやって、食事も脂質とかを摂らずに量を食べるんですけど、最終的に監督からOKを貰える体にはなったので、良かったです」と振り返っている。
また、「台本を読んで『この役はどうしても自分がやりたい』と運命を感じた」という磯村に対し、藤井監督は「磯村くんが演じた木村翼という役を誰に託すかということは、この作品ですごく大事な要素でした。面談させていただいたとき、磯村くんが持つニュアンスのなかに、ちゃんと翼が居たんですよね。あと、ロケ地である沼津市の出身で、すごく縁があるなと」と彼を抜てきした理由を説明。「彼は頭が良くて気が遣えるので、どんな監督が撮っても、変わらないベースがあるのかもしれません。しかし、今回はその部分を壊してみたいと思ったんです。わからないことを恐れないこととか、相手への気遣いとか、そういうことは一切気にしなくていいよと。のみ込みも早く、今後も一緒にやっていきたい素晴らしい役者だと思いました」と絶賛の言葉を送った。
なお、明日2月11日の20時30分~は藤井監督と佐藤順子プロデューサーが本作の制作秘話などを語るスペシャル特番が、配信サイト「共感シアター」で生配信される。(編集部・吉田唯)