長澤まさみらも出演の中国映画、『アベンジャーズ/エンドゲーム』超えで世界最高のOP興収を記録
全米ボックスオフィス考
先週末(2月12日~2月14日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ドリームワークス・アニメーション映画『クルードさんちのはじめての冒険』の続編『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』が興行収入207万9,825ドル(約2億1838万円)で公開12週目にして首位に返り咲いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
興収207万ドル(約2億1,735万円)と僅差で初登場2位となったのは、伝記ドラマ『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題) / Judas and the Black Messiah』。ブラックパンサー党のカリスマ指導者フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)と、内通者として彼の射殺に関わることになるウィリアム・オニール(レイキース・スタンフィールド)の姿を描く。ダニエルはこの演技でゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞(SAG賞)などにノミネートされている。同作は劇場公開と同時に、ワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで配信されている。
アメリカでは新型コロナウイルスの影響で多くの映画館が閉鎖状態で、映画興行もずっと落ち込んでいるが、そんな中で大記録を打ち立てたのが中国だ。中国映画『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズ第3弾『ディテクティブ・チャイナタウン3(英題) / Detective Chinatown 3』は春節の12日から中国で公開となり、3日間のオープニング興収は驚異の3億9,800万ドル(約418億円)を記録。2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』(全米オープニング興収3億5,711万5,007ドル・約375億円)を抜いて、単一マーケットにおける世界最大のオープニング興収を上げた。
『ディテクティブ・チャイナタウン3(英題)』は、ワン・バオチャン&リウ・ハオランが探偵コンビにふんした人気シリーズ第3弾。第3弾の舞台は東京ということで、妻夫木聡、長澤まさみ、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和、染谷将太ら日本人キャストも多数出演している。(編集部・市川遥)
2月12日~2月14日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(2)『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』
2(初)『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題) / Judas and the Black Messiah』
3(1)『ザ・リトル・シングス(原題) / The Little Things』
4(4)『ワンダーウーマン 1984』
5(3)『ザ・マークスマン(原題) / The Marksman』
6(初)『ランド(原題) / Land』
7(5)『モンスターハンター』
8(6)『この茫漠たる荒野で』
9(7)『プロミシング・ヤング・ウーマン(原題) / Promising Young Woman』
10(10)『ザ・ウォー・ウィズ・グランパ(原題) / The War with Grandpa』