「鬼滅の刃」作者・吾峠呼世晴、TIME誌が選ぶ「次世代の100人」に
人気漫画「鬼滅の刃」の作者・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)が、米TIME誌が現地時間17日に発表した「次世代の100人」に選出された。
「次世代の100人」は、若い世代を中心に、未来を担う人物を「アーティスト」「社会現象」「リーダー」「提唱者」「革新者」に分けて選出する企画。吾峠は女優のマイトレイ・ラマクリシュナン(「私の“初めて”日記」)、アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)らと共に「社会現象」のカテゴリーに名を連ねている。
TIME誌は、昨年10月公開の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、およそ20年にわたり『千と千尋の神隠し』(2001・316.8億円)が所持していた興行収入歴代1位の記録を破ったことを評価。吾峠は素顔を明かしていないことから、「謎の作者への関心をより深める超現実的な偉業」と表現している。
吾峠の人柄について、TIME誌は漫画を連載していた「週刊少年ジャンプ」の編集者の言葉を用いて「作者の性格は、作品を通じて光り輝いている。特に主人公・竈門炭治郎の真面目な性格、誠実さ、責任感の強さに表れている」とつづっている。
「鬼滅の刃」は先日、『無限列車編』のその後を描く「遊郭編」のテレビアニメ化が発表されたばかり。TIME誌はまた、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2021年後半に北米の映画館で公開されるとも伝えている。(編集部・倉本拓弥)