菅田将暉にとっての28歳とは?有村架純、神木隆之介、仲野太賀ら93年組と共演の心境
日本テレビ系4月期ドラマ「コントが始まる」(毎週土曜よる10時放送)で約2年ぶりに連ドラ主演を務める菅田将暉が、クランクインを前に有村架純、神木隆之介、仲野太賀ら同じ1993年生まれの俳優との共演について語った。
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本作は、菅田演じる売れないお笑い芸人をはじめ大失敗の人生を送る5人の若者たちの青春群像劇。毎話ドラマの冒頭を、菅田、神木、仲野演じるお笑いトリオ「マクベス」のコントから始まり、残り53分間の物語の重要な伏線として繋がる。有村は3人がネタ作りで集うファミレスのウェイトレスに、古川琴音がその妹にふんする。
菅田にとって、連ドラ主演は2019年1月期の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」以来。同作では、卒業を目前に生徒たちを監禁する高校教師というショッキングな役どころだった。菅田は2年ぶりに連ドラ主演を務めることに「ただただありがたい気持ち」だと言い、「『3年A組』の時は最後が決まっていて、そこへ向かっていくような感じでしたし、かなり個人的主張も強かったので、ある意味、今回が連ドラ初主演のような気持ちです。どんなことになるのかわからない。先が見えない、やりながら作っていく部分が大きいので、そういう意味で本当のゴールデンタイム連続ドラマ初主演のような気持ちです」と意気込みを語る。
本作は、思い描いていたのとはかけ離れた人生を歩んでしまった28歳の若者たちを描く物語だが、21日に28歳を迎えた菅田はこの年齢について「『27クラブ』とよくいうと思うのですが、過去の偉人のエピソードなどを聞くと27歳と28歳は大きな意味があって、今回のキャストみんなと話していると一回やれることはやっていて、瞬発力でやれることは一回やり切る世代だと思うんです」と菅田。そして「ここから家族、社会、自分の人生みたいなものを本気で考え出す時期なので、本当の意味で第二ステージの始まりの年なのかなと思います」と考えを巡らせる。
共演者には1993年生まれの俳優が集結しており、有村架純とは現在公開中の映画『花束みたいな恋をした』で恋人同士の設定で共演。「僕ら世代を代表するフロントマン。抜群の安定感があり、温もりのある方。自分が前に立ってということが有村さんはきっと多かったと思うのですが、今回は群像劇なので、みんな同じフラットに立っていつもよりもリラックスした有村さんが見れたらいいなと思います」と有村への信頼をにじませる。
仲野太賀とは2012年のスペシャルドラマ「ブラックボード ~時代と戦った教師たち~」(TBS系)や2019年公開の映画『タロウのバカ』などで共演し、菅田が同年初監督を務めたショートフィルム『クローバー』で仲野を主演に起用。かねてから盟友であることを公言しており「公私共に信頼していて、ただ意外とこうやって連ドラで一緒に何かを作るのは今回が初になるのかな、というかここからが始まりなのかなという気がしていて、お互いそういう話をしています。二人の関係性もただの友人としての遊びじゃなく、良い関係性なんだなというところ見せたいなと思っています。僕は太賀という人のお芝居を間近で見て、役者業をちゃんとやりたいと思ったといっても過言ではなく、一番最初にくらった俳優なので彼に負けず楽しめたら良いなと思います」と仲野がもたらした影響を明かしている。
5人の中で唯一1996年生まれの古川琴音とは、菅田の楽曲「虹」のMVで夫婦役として共演。「少しの時間でしたが、その際に心の美しさと無垢さ、そして媚びない力強さを感じました。他の作品などを見ていても爽やかな印象で、この中では最年少だけれども関係なく、僕らが疲弊した頃に古川さんの爽やかさに助けられるんだろうなと思います」とコメント。
神木隆之介とは意外にもこれが初共演。「ずっとテレビや映画で見ていた方であり、いつか会いたかった人、いつか一緒に芝居をしてみたかった人です。そんな方とご一緒できることが光栄で嬉しいです」と期待を込めている。(編集部・石井百合子)