実写版『トムとジェリー』が初登場1位!今年最高のオープニング興収
全米ボックスオフィス考
先週末(2月26日~2月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ワーナー・ブラザースの実写映画『トムとジェリー』が興行収入1,411万ドル(約14億8,155万円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)
2Dアニメーションの世界から現実の世界へ、そのままの姿で飛び出してきたトムとジェリーが巻き起こすドタバタを描いた本作。アメリカでは劇場公開と同時にワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで配信されたものの、映画館に足を運ぶことにした人も多く、今年公開された作品で最高のオープニング興収を記録した。ニューヨークでは3月5日から収容人数を制限した上で映画館の営業が再開される予定でもあり、明るいニュースといえる。
メガホンを取ったのは、『TAXI NY』や『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』などのティム・ストーリー監督。セレブカップルの世紀の結婚式が行われることになったニューヨークの一流ホテルを舞台に、トムとジェリーの壮絶なバトルと、新人スタッフ・ケイラ(クロエ・グレース・モレッツ)の奮闘を描いたコメディーとなっている。(編集部・市川遥)
2月26日~2月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『トムとジェリー』
2(1)『ザ・クルーズ:ア・ニュー・エイジ(原題) / The Croods: A New Age』
3(2)『ザ・リトル・シングス(原題) / The Little Things』
4(4)『ワンダーウーマン 1984』
5(5)『ザ・マークスマン(原題) / The Marksman』
6(7)『ノマドランド』
7(3)『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題) / Judas and the Black Messiah』
8(6)『モンスターハンター』
9(8)『ランド(原題) / Land』
10(9)『この茫漠たる荒野で』