「サワコの朝」最終回ゲストは米倉涼子 女優への転身・独立の理由語る
女優の米倉涼子が、今月27日に放送される、阿川佐和子の冠トーク番組「サワコの朝」(MBS/TBS系・あさ7時30分~)の最終回にゲスト出演することが明らかになった。
昨年、個人事務所を設立し経営業務にも励む米倉は、モデルから女優への転身や独立の理由、ブロードウェイの舞台に立った運命の作品との出会いなどを告白。米倉との関係について阿川は「実は私と米倉さんは2002年の紅白歌合戦の審査員を務めたのが初対面でしたが、その際に私が舞台から落ちそうになるハプニングがあり、その時、颯爽と私を抱え上げてくれたのが米倉さんでした(笑)。その後、2004年に週刊誌で対談をして以来、17年ぶりの再会です」と述懐。ブロードウェイの舞台に立ち、大ヒットドラマを連発してきた米倉との再会に、「雲の上の存在になってしまった米倉さんを最後にお迎えできたのは嬉しいことでした!」と喜びを明かしている。
2011年10月1日の放送開始から、各界のゲストを招き、音楽と共にその人生を振り返ってきた番組が、9年半の歴史に幕を下ろす。「週刊誌の対談もあるので、月に最低でも8人の方にインタビューすることを続けてきたおかげで、ずいぶんと鍛錬されました」という阿川は「30分番組ですが、収録は1時間半以上。その間、ゲストと私しかいないので、テレビのトーク番組の割にじっくりお話を聞くことができました。毎回ヒットは打てないけれど、左官屋さん(2020年4月18日放送回、久住有生・左官職人)やお坊様(2020年12月19日放送回、塩沼亮潤大阿闍梨・僧侶)など、あまりテレビで見たことがない方もお招きし、視聴者の方から思わぬ反響をいただけたのが嬉しかったですね」と振り返る。
この9年半、心がけてきたのが「できるだけシンプルな番組を作る」こと。「トークと音楽だけ。余計なVTRや小道具はなるべく加えない。トークに集中する番組がたまにはあってもいいのではと思ったのです。土曜の朝ですからね。ボーッとした気分で観ていただけるような呑気な番組にしたかった」と語る阿川は「結構、いい番組だったでしょ? 9年半もの間、ご視聴いただき本当にありがとうございました!!」と視聴者に呼びかけている。
最終回までのゲストとして、ナイツの塙宣之・土屋伸之(6日放送)、情報番組「ゴゴスマ」MCのフリーアナウンサー・石井亮次(13日放送)、さらに狂言師の野村万作、萬斎、裕基(20日放送)が親子三代で出演する。(編集部・入倉功一)