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西島秀俊「何食べ」以来の連ドラ主演 テレ東「シェフは名探偵」放送決定

テレビ東京の連続ドラマ「シェフは名探偵」で主演を務める西島秀俊
テレビ東京の連続ドラマ「シェフは名探偵」で主演を務める西島秀俊 - (C)「シェフは名探偵」製作委員会」

 西島秀俊が、累計発行部数29万突破の近藤史恵のミステリー小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」を原作にしたテレビ東京の連続ドラマ「シェフは名探偵」で主演を務めることが5日、同局より発表された(放送時期未定)。西島が演じるのは、下町の片隅にある小さなフレンチレストランのシェフ。彼が、並外れた洞察力を駆使して客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解き明かしていく。西島にとって連ドラ主演は、2019年4月期「きのう何食べた?」以来(※内野聖陽とダブル主演)、民放の連ドラ単独主演は2015年10月期「無痛~診える眼~」以来となる。

【写真】西島秀俊、綾瀬はるかとスイーツトーク!

 主人公・三舟忍を演じるのは、映画の公開も控える人気ドラマ「きのう何食べた?」のシロさん役でお馴染みの西島秀俊。三舟は、10年以上、フランスの田舎のオーベルジュやレストランを転々として修業してきた、フレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ。寡黙、穏やかな性格で思いやりがある。星付きのレストランや地位、肩書きには関心がなく、自分の作る料理で人を癒したいと考える職人であり、食材の味や色、香りから客の顔まで並外れた記憶力を兼ね備えている。

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 西島はコロナ禍を振り返りながら、本作への出演に「家族や友人たちや仕事仲間と外食に行く。その時間って本当に貴重で贅沢で幸せなことだったということに改めて気づかされた1年でした。この作品が放送される頃、なに不自由なく外食に出かけられるようになっているのかまだ分かりませんが、『ビストロ・パ・マル』が存在したらフッと行きたくなるお店になるようにスタッフ・キャストで頑張っています」とコメント。

 チーフ監督は、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ(TBS)などで知られ、西島とは映画『任侠学園』(2019)などでタッグを組んでいる木村ひさし。脚本をドラマ「みんな!エスパーだよ!」(2013・テレビ東京)や「執事 西園寺の名推理」(2018・テレビ東京)などの田中眞一、映画『名も無き世界のエンドロール』(2021)などの西条みつとしが担当する。

 本作は、4月5日よりスタートする中村倫也主演「珈琲いかがでしょう」に続いて、ドラマプレミア23枠で放送される。

 主演の西島、原作者・近藤、チーフプロデューサー・阿部真士のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

ドラマプレミア23「シェフは名探偵」は、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送で放送、動画配信サービス「Paravi」「ひかりTV」で配信予定

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<主演:西島秀俊コメント>
Q:台本(原作)を読んだ感想をお聞かせください。
 原作はとても面白くて、お店を訪れた人々の行き違った気持ちを、料理を通して理解し解きほぐす。どのお話にも驚きがあって、心に響きます。台本は、1話で原作の2つのエピソードを扱っていてスピーディーに展開していきます。話ごとに異なるテーマがしっかり描かれていて、読むのも演じるのも楽しいですね。

Q:演じられるキャラクターはどのような印象でしたか?
 『ビストロ・パ・マル』に来てくれたお客様の悩みや苦しみを解決し、美味しい料理を楽しんでもらいたいと思っている人です。少し変わった人ですが、共感力のある良い人だと思います。

Q:コックの役を演じられる上で苦労されているところはございましたか?
 フランス料理は普段馴染みがないので難しいです。調理する設定の料理を実際に食べさせてもらい勉強させてもらいながら撮影しています。

Q:木村ひさし監督と3度目のタッグとなりますが、これまでの作品と『ここは違う!』という所はございますか?(印象に残っていることは何かございますか?)
 木村組はみんなで面白い作品にしようという情熱を感じる組です。前作以上に大変な撮影ですがクルー全員、楽しく頑張っています。

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Q:視聴者の方へメッセージをお願いいたします。
 家族や友人たちや仕事仲間と外食に行く。その時間って本当に貴重で贅沢で幸せなことだったということに改めて気づかされた1年でした。この作品が放送される頃、なに不自由なく外食に出かけられるようになっているのかまだ分かりませんが、「ビストロ・パ・マル」が存在したらフッと行きたくなるお店になるようにスタッフ・キャストで頑張っています。ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても楽しめる作品です。月曜の23時台、心も体もほっと休まるドラマですので、ご期待ください。

<原作:近藤史恵>
 長年書き続けてきた思い入れのあるシリーズですし、ドラマ化という形で世界が広がって、原作者としてうれしく思っています。レストランという劇場で起こる小さな事件を描いた連作短編集なので、コロナ禍でレストランから少し足が遠のいている今、そのスペシャルな時間を多くの方に楽しんでいただければ幸せです。西島秀俊さんの演じる三舟シェフ、とても楽しみにしています。

<制作局ドラマ室:チーフプロデューサー阿部真士>
 近藤史恵先生の「ビストロ・パ・マル」シリーズをずっと映像化したくて5年間温めていました。5年前は「料理×ミステリー」という仕掛けが面白くて、「映像化したらヒットする!」と思っていましたが、コロナ禍を経験し、5年前ではなく今やるべきドラマになったと強く感じます。「外食が出来ない」。こんな世界が来るとは誰が想像していたでしょうか。今こそ、束の間、現実を離れて夢を見られるような場所をドラマで描きたいと思いました。料理の味だけでなく、ホスピタリティや内装や働く人々のキャラクターも含めた「味」が多くの視聴者にとって「優しい味」になるようなドラマになると思います。「ビストロ・パ・マル」へようこそ。

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