平成ガメラ最終章『ガメラ3』ドルビーシネマ上映決定!
KADOKAWAは12日、ガメラ生誕55周年プロジェクトの一環として、映画「平成ガメラ」シリーズの第3弾『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999)の 4K HDR 版を、丸の内ピカデリー、梅田ブルク7の Dolby Cinema(ドルビーシネマ)で4月16日より上映すると発表した。その他のドルビーシネマでも近日限定上映される。
『ガメラ3』は、ガメラと謎の怪獣イリス、怪鳥ギャオスによる激闘を描いたシリーズ完結編。ガメラとギャオスの戦いで両親を失った少女・比良坂綾奈(前田愛)は、ガメラを激しく憎んでいた。そんな折、綾奈はある洞窟で不思議な生命体を発見。イリスと名付けられた生物は、綾奈のガメラへの憎悪を糧に成長していく。一方、東京では、ガメラとギャオスの戦で大量の犠牲者を出し、人々はガメラの存在を危険視する。
過去作以上に、怪獣同士の戦いによる犠牲者の視点に重きを置き、大都市で起きる、怪獣による災害を真正面から描いた意欲作。特技監督の樋口真嗣をはじめとする特撮チームが、持てる技術を駆使して、一瞬で日常の風景が奪われる大惨劇を徹底的に描き出した。
ドルビーシネマ化にあたり、撮影監督を務めた村川聡が、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ:明暗の差をダイナミックに表現できる映像技術)グレーディングを監修。前2作に続いて、サウンドデザイナーに録音技師の橋本泰夫を迎え、サウンドエディターの野村みきと共に、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)の効果を最大限発揮する音響を構築した。(編集部・入倉功一)